19
2016

イコライザー

THE EQUALIZER / 2014年 / アメリカ / 監督:アントワーン・フークア / アクション
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悪はわたしが独断と偏見で裁きます。
【あらすじ】
ホームセンターに勤めています。悪い人は殺したっていいんです。


【感想】
名作「トレーニングデイ」(主演デンゼル・ワシントン、監督アントワーン・フークア)のコンビ再びということで期待しておりました。アメリカ版必殺仕事人みたいな話ですね。うーむ、「トレーニングデイ」とはまったく毛色の違う作品。

デンゼル・ワシントンが気に入らない悪人をどんどん殺していく話。

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殺される側は完全な悪で、被害者たちは完全な善、映画だからそれでいい。善悪がとにかくはっきりしている。デンゼル・ワシントン演じるマッコールが完全すぎるのが気になった。わたしが性格悪すぎるからだろうか。もう、本当にいい人でねえ。近所にこういう人がいると助かりますね。ただし、悪人だと判断したらすぐに殺すけど。

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悪い客にあたりストレスをためている売春婦アリーナ(クロエ・グレース・モレッツ、右)にも優しい。アリーナは、小説「老人と海」を読むマッコールに本の内容をたずねる。マッコールは丁寧に教えてあげる。「売春婦がヘミングウェイに興味あるのか?」などとはいわない。

マッコールは太った同僚の男にも優しい。彼はポテトチップが好物で自分の体重管理ができない。警備員になりたい夢があるが、痩せられる自信もない。マッコールに特訓してもらい、なんとか痩せようと努力している。デンゼル・ワシントンは特訓が好きなのかなあ。映画「マイ・ボディガード」でもダコタ・ファニングに水泳を教えるところがあった。

マッコールがあまりにいい人すぎてねえ、なんだか自分の性格の悪さ、差別的な感情に気づいてしまい、ちょっと落ち込んでしまいましたよ。勧善懲悪・ストレス発散の映画で落ち込むってどうなのだ。

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そんな温厚で周囲から信頼も厚いマッコールさんですが、アリーナを痛めつけるロシアンマフィアには容赦しない。19秒で皆殺しに。マッコールの正体は、ホームセンターに勤める元CIA工作員なのだった。しかし、なんでホームセンターなんだろ。もうちょっと技能をいかした職がありそうだけど。人生に疲れちゃって、静かに暮らしたいよということなのかな。その割に派手に殺しまくる。

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職場に来た強盗にも容赦はしない。ホームセンター勤めだけあってDIY殺人術で対抗。

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悪人を殺したハンマーは、そっと拭いて売り場に戻すぞ!

駄目だと思います。

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主人公のマッコールは変な癖があって、ドアを何度も開け閉めしたり、電灯をつけたりけしたり、殺しをする前に秒数を計算(適当で時間オーバーするけど)する。強迫神経症の一種なのだろうか。わたしが読み取れなかっただけかもしれないけど、この症状にどんな意味があるのかわからなかった。あんまり意味を持ってないような。

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とにかくマッコールが強すぎる。ロシアンマフィアが取引に使用する船を爆破するが、爆弾を仕掛けたり、見張りを倒したりする場面は映らない。なぜなら強すぎるからです。そんな当たり前の場面は省略だ。悠然と歩くマッコールさんの背後で船が爆発している場面が映し出されるだけなのだ。

うーん、盛大に省きましたね。時間たりなかったのかな。しかし、この「振り返らないけど後ろで爆発」ってのは誰が考えたのだろう。「後ろで爆発映画」というジャンルが成立しそう。

そんでまあ、単身ロシアに乗り込んでマフィアのボスも殺してくるマッコールさんでした。もう特殊部隊など必要ない。マッコールを紛争地域に送りこめば、それで解決である。いささか展開が強引すぎでは‥‥、と思わないこともない。

ホームセンター勤めということもあり、殺し方にも工夫が。銃を使わずに、木材に穴を開けるインパクトドライバー(善人が使ったら駄目なやつ)でチュイーンと悪人の頭に穴を開けたり、罠で人を吊り上げて殺したり、バリエーションに富んだDIY殺人術をみせてくれます。悪人が銃を持っているのに、銃を奪って安易に殺さないところにこだわりを感じました。偉い。

勧善懲悪ものが好きな方はいかがでしょうか。

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