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2016

ワイルド・スピード EURO MISSION

FAST & FURIOUS 6 / 2013年 / アメリカ / 監督:ジャスティン・リン / アクション
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ヴィン・ディーゼルのためならば。
【あらすじ】
「犯罪者を捕まえて」と警察に頼まれたのでがんばる。自分も犯罪者だけどがんばる。


【感想】
ケーブルテレビでしつこいほど放送しているワイルド・スピードシリーズですが、しつこさに負けて観てしまった。面白し。この作品はシリーズ6作目です。

車のことがまったくわからないのですが、レース場面を観るのは楽しい。だけど、シリーズが進むにつれて肝心のレース場面は減り、どんどんアクション映画化していく。充実したカーチェイスが観たい人は1、2作目がいいかもしれません。

ワイルド・スピードというと、ムチムチしたお姉さんがたくさん出てきて、理由もなくクネクネ踊るのが名物だった。祭りのような雰囲気がいい。

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「布地の面積が少ない服を着てきた人が優勝!」みたいなのは、この作品でも同じ。でも、今までのようなノリノリ感がない。お祭り場面の時間も短い。作ってる側が飽きているのかもしれない。「一応、シリーズ名物だから入れておくけど、本当はちゃんとしたアクション映画が作りたいんです」というような感じを受ける。初心を忘れないでほしい。意味もなくムチムチしているからいいんじゃないか!もっとムチムチせよ!無駄にギラギラしてこそのワイルド・スピードではないか。

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どんどんまともなアクション映画になっていくことに、やや淋しさも感じるのですよ。さて、前作でうまいこと大金を手に入れてしまったドミニク(ヴィン・ディーゼル、右)。犯罪者にとって大金が手元にあるというのは一つのゴールかもしれない。犯罪の理由がなくなる。こうなると新たな動機の設定が難しいのですが、今回は消えた元恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス、左)の消息を追う展開に。レティは格闘場面でとてもがんばっておりましたね。

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格闘場面の質は高い。特にライリー捜査官を演じた女性格闘家ジーナ・カラーノ(右)とレティの戦いは良かった。

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今回はDSS(アメリカ外交保安部)のホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン、左)も味方に。どんどん味方が増えるなあ。みんなドミニクに甘い。ドミニクの連絡を受けて続々と集結する仲間たち。愛されてるなあ、ドミニクは。

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ハン(サン・カン、左)も参加しています。この「EURO MISSION」は3作目である「TOKYO DRIFT」より前の事件であるということになります。ハンを参加させるためには、これはしょうがないのでしょう。

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二枚目のハンと三枚目のローマン(タイリース・ギブソン、右)の掛け合いが楽しそう。ローマンはブライアンとの掛け合いもいいですし、シリーズのムードメーカーですね。

ワイルド・スピードはドミニクとブライアンを中心として、うまくシリーズ化されてきた。アメリカのドラマを観ているような感じ。シリーズを通してキャラ個人個人の成長もそうだけど、お互いの信頼感が増していく様子、それを観ているのが楽しい。

それとやはりドミニクの人柄に尽きる。行方不明になっていた元恋人レティがドミニクの元に戻ってくる。ところがドミニクには新しい恋人エレナがいた。ドミニクはレティとエレナのどちらと暮らすのか難しいところ。エレナはレティに気をつかって、ドミニクの元を去ろうとする。

それをドミニクは「ここに残れ」とエレナを引き留める。これ、引き留めても結局揉めるだけだと思う。一夫多妻制を実現させようというのか。冷静に考えれば「バカなこといっとるわ」と思うのですが、ドミニクがいうと、なんとかしてくれるような気がしてしまう。ドミニクには、ずるい計算のようなものも感じない。残れというのは本心に思える。ただ、具体的になにか解決策があるかといえばないのだろうけども。それでもドミニクがいうと許せる気がする。これがね、とても大事というか。

普通の人が口にすれば「いい加減なこといってんじゃねえ」とビンタの一つもくらいそうなのだけど説得力がある。ドミニクの不思議な魅力なんですよね。肝心のストーリーは最後のほうはしっちゃかめっちゃかでね、戦車は出るわ、巨大輸送機は出るわで大変なことになってますけども。そういうのはどうでもいいんです。みんなが楽しそうにしてればそれでもう満足です。

残すところあと1作「SKY MISSION」だけになってしまった。この世界が終わってしまうようでさびしい。

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