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2016

JEALOUSY ジェラシー

JALOUX / 2010年 / カナダ / 監督:パトリック・デマース /スリラー
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倦怠期カップルのグダグダな休日。
【あらすじ】
別荘にやってきたら怪しい男がいました。彼女が怪しい男と仲良くするので腹が立つ。


【感想】
GYAO!で観たのですが、とてもGYAO!っぽい作品でした。何がいいたいんだこの映画はという感じに溢れていて良かったですねえ。あんまり面白くないの。

恋人のマリアンを誘い、叔父の所有する別荘へやってきたトマース。近頃はマリアンとの間がうまくいかず、喧嘩ばかりしていた。別荘に到着すると、見知らぬ男が夕食の準備を整え二人を待っていた。

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付き合って8年、最近は喧嘩ばかりのカップルという雰囲気がとても良い。もうお互いのことはわかっているし、相手に何を期待するでもない。このまま結婚しちゃうのかな、今から新しい相手を探すのもなあという感じ。グダグダ感がたまらん!

飽きているとはいえ、お互いに相手のことはそれなりに好きなんですよね。ただ、当たり前ですが付き合い始めのようなうきうきした感じは微塵もない。そんで、相手の嫌なところや駄目なところも十分わかっていて許容もできている。だけど、たまにそんな欠点が許せずに衝突をすることも。

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マリアンは酒好きで、酒が入るとかなり派手に騒いでしまう。テーブルに乗ってバカ騒ぎをしたり、他の男とも盛り上がってしまう。トマースはマリアンについていけないところがある。ちょっとノリが悪いタイプというか。マリアンにしてみればトマースのそういう部分が不満なのかもしれない。嫉妬してうるさくいうし。

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マリアンはボートから湖に飛び込んで泳ぐが、トマースは泳げないのか、水に入ろうとはしない。ここらへんも二人の温度差ははっきりしている。でも、お互いに相手を批難するようなこともない。もうわかりきっているんですよね。

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別荘の鍵を預かっていた隣人のベン。彼はノリも良くて、湖に入ってマリアンと泳ぐ。トマースはそれも面白くない。マリアンにしてみると、トマースが嫌いということでもなくて、でもちょっと退屈な人ぐらいには思っているのかもしれない。それでもトマースに情はあるし、まあ仕方ないかという。そんなところにベンのような積極的で明るい男が現れると、ちょっと仲良くしてみたい気持ちもわかる。トマースと違って、一緒に明るく飲んでくれるし。

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なんやかんやでちょっといい雰囲気の二人。まあキスぐらいはいいかというマリアン。いいんか、それで。

地域住民に偶然話を聞いたりして、ベンが実は隣人ではなくて怪しい人間であることを知る二人。怪しいやつなので拘束して殴ったら死んでしもうた。おお‥‥。ベンよりも悪くない?

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日本版のジャケットは派手なことになっているが、当然こんな話ではないのだった。この適当さに、まさしく戦慄である。ベンは受け取り方によっては被害者にも見える。

ベンが結局誰だったのかというと、この別荘を貸してくれた叔父の恋人のストーカーなのだろう。財布に写真があったし。だが、叔父の恋人がストーカーと語るわりには二人は仲良さそうに写っている。叔父の恋人が嘘をいっており、ストーカーではない可能性もあるかもしれない。

ベンは叔父の恋人と復縁するためか、復讐して死のうと思ったのか、銃を持って別荘で叔父とその恋人を待っている。ところがそこに急遽トマースとマリアンが来てしまったという。ベンとマリアンが関係を持ったかも、ぼかされていてはっきりはしない。ベンが口にする「男女の仲が続いていくには秘密が必要」というのが物語の鍵だろうか。マリアンはベンとの関係を否定するが実は関係を持ったのかもしれないし、マリアンはあえてトマースの前では関係を否定したともとれる。

結果、二人はベンを殺害してしまうわけだけど、彼らはこの先うまくやっていけるのだろうか。好きになれる登場人物がいないので、わりとどうでもいい。そんなに興味がない。

あと、隣家で縛られていた人が本物のベンですね。本物ベンは殺されているわけでもなく、ただ縛られているんですよねえ。すると偽ベンはそんな悪い人でもないのかなあと思ったり。なんだこの話。


2016年9月20日~2016年10月19日の期間、GYAO!で無料配信中。
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