02
2016

ローグ アサシン

WAR / 2007年 / アメリカ、カナダ / 監督:フィリップ・G・アトウェル / アクション
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珍妙日本万歳! 
【あらすじ】
伝説の殺し屋ローグを追いかけていたけど、変な日本が気になって仕方ない。



【感想】
アクション映画では押しも押されぬスターのジェイソン・ステイサム、ジェット・リーが共演。他にもワイルド・スピードシリーズのサン・カンや、ハリウッド映画のアジア人役でよく見かけるデヴォン青木、石橋凌、ケイン・コスギなども出ております。

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銃を突きつけられてもひるむことなく涼しい顔のジェット・リー(左)と、青筋立ててるジェイソン・ステイサム(右)。この画像は宣伝に使われたのか、よく見かけていた。面白そうな映画だと思っていたら、珍妙日本映画でしたよ‥‥。

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ジェイソン・ステイサムはいつもながらの役どころ。「捜査は拳でするもの」が信条のFBI捜査官クロフォード。そもそもステイサムは拳以外で解決したのを見たことがないけど。

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”幽霊”と称される殺し屋ローグ(ジェット・リー、中)。ジェット・リーが悪役をやるのは珍しいですし、ジェイソン・ステイサムとの対決ということで楽しみにしておりました。おりましたよ‥‥。

アクションはいいんですよね。石橋凌とジェット・リーの刀を使った対決、ケイン・コスギの飛びまわし蹴りも美しい。すぐやられちゃうけども。だが、そんなことより随所に出てくる日本描写のほうに目が奪われる。2007年公開作品で、まだこういう日本をねえ‥‥。間違ってしまったというより、あえてということなんでしょうねえ。間違った日本がゆるせない人は観ないことをお薦めします。怒りそうだから。

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日本料理店の謎のインテリア。「掃き溜めに鶴」「疑心暗鬼を生ず」「弱肉強食」の掛け軸。

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そして「下手の横好き」。もうちょっと他にいい言葉があるでしょうよ。字も下手過ぎて読めないわけでもないけど、かといって上手くもない。なんだろうこの中途半端な感じ。日本料理店で板前が襲ってくるのも謎だが、もはやどうでもいい。あと、やっぱり出ました女体盛り。

珍妙日本映画を語るのに欠かせないのが女体盛りで、これが出るか出ないかを珍妙映画の判断基準として提案したい。隙あらば女体盛りを出してくるなあ、君らは。あと、鎧も飾っておりましたね。

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ヤクザは、殺した人数だけ腕に輪の刺青を入れるという謎の日本文化も追加されていた。参考にしたい。

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日本語が堪能なFBI捜査官クロフォードさん。そこらへんでのびている日本人ヤクザに対し、直接自分で尋問を始める。「ヤクザ街のデカなら日本語くらい覚えろ」と担当刑事にいってから、自分は破壊的なアクセントの日本語で話しだすという丁寧なフリとオチ。こんなの笑ってしまう。このパターンは名作「ザ・レイド GOKUDO」でもありましたね。

なんでおかしいのかと思ったら、荒っぽい刑事というイメージ通りの日本語を話すのだけど、そこで作られる高度な文章と発音のギャップがすごい。

「デカ以外に俺の趣味を知っているか?出産ごっこだ」

そういってヤクザの傷をえぐって情報を聞き出すのだけど、こんな凝った言い回しは日本語を堪能に話す能力がないと作れない。文章作成能力に対して発音能力が低すぎるのだ。

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だが、ヤクザのヒヤリング能力は神がかかっている。瀕死ながらもステイサムの謎の言葉を聞き取って情報を与える。瀕死じゃないわたしは5,6回観てようやくわかった。

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珍妙日本映画でお馴染みの忍者の方々。討ち取った相手の首を持ち帰るのが栄誉らしい。マジか。

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「ねえ、わたしはピザが食べたいのよ!」とイラつきを隠せないデヴォン青木。エキセントリックなキャラクターという設定なのだろうけど、もう本当に頭のおかしい人という悲しみ。

ステイサム、ジェット・リー、サン・カン、石橋凌などの高級魚をあえて女体盛りに使ったような映画かもしれません。珍妙日本映画が好きという方にだけお薦め。


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