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2017

ジョン・ウィック

JHON WICK / 2014年 / アメリカ / 監督:チャド・スタエルスキー、デヴィッド・リーチ(クレジットなし) / アクション
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飼い犬の恨みを晴らすためなら、何人殺ってもいいのです! わかりやすーい!
【あらすじ】
マフィアに飼い犬(とてもかわいい)を殺されたので皆殺しにします。



【感想】
とてもわかりやすいアクション映画。伏線とかメタファーとか、ややこしいこといわないから偉い。イヌ、シンダ、オレ、アイツラユルサナイ! こんだけで十分だ!

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予告編で「キアヌ、完全復活」と出ますが、キアヌ・リーヴスといえばマトリックスシリーズ以降はこれといった代表作がないということなのかな。たしかに「スピード」「マトリックス」のイメージは強い。「47RONIN」の四十七士同時切腹場面は完全に珍作だったしなあ。コント忠臣蔵である。

2006年に公開された「スキャナー・ダークリー」は、フィリップ・K・ディック原作のちょっと変わったSFでしたが、あまり評価されなかったようですし。いまだに「マトリックスの人」といわれているようで、それはちょっと悲しい気もする。

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伝説的な殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は妻と結婚したことで殺し屋稼業から引退。幸せな日々をおくっていた。だが、妻が病気で亡くなり失意のどん底に。妻から最後の贈り物として仔犬が贈られていた。またこの犬がねえ、とんでもなくかわいいんですよ。つぶらな瞳でねえ。あああああ、たまらんぞお! とキアヌでなくとも思ってしまうでしょう。

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キアヌの車欲しさに、家に押し入って仔犬を殺してしまった人たち。車だけにしとけば‥‥。キアヌが伝説の殺し屋ということは知らなかった。

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「お、おま‥‥、おまえ、あのジョン・ウィックに手を出したのか!?」という感じでビビりまくるマフィアのボス(右)。あふれ出る小物感がとまらない。ボスなのに。

ジョン・ウィックのすごさを強調するために、いろんな人が必要以上にビビったり、リスペクトしたりで忙しいわけですが、それがマトリックス以来のキアヌの復活とかぶるようで、なんだか妙な気分になる。強調すればするほど、マトリックスから何もやってなかったといわれているようで。スタッフたちがキアヌ大好きで、変に気を遣っている感じさえしてしまう。

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アクションは独特で見応えがありました。射撃はC.A.R(Center Axis Relock)という射撃法を採用。近接戦闘に特化したスタイルで、顔の前で両手を組むように銃をかまえる。ちょっと窮屈そうなのがかっこいい。顔の前で撃つから、すごくうるさそうだけども。

「室内などの狭い空間での撃ち合いに適しているうえに、手が届くような近い距離にいる相手でも無理なく射殺でき、マガジン・チェンジもしやすい」(ジョン・ウィック公式サイト)


このC.A.Rとロシア軍特殊部隊の格闘術システマを併せた動きは面白い。一本背負いや、プロレス技の変形ファイアマンズ・キャリーのようなものも出てくるので楽しめる。

キアヌの立ち回りはすばやいのだけどカクカクして見える。そこが几帳面で真面目に見えるキアヌ本人の性格と一致するように思える。いちいち銃で仕留めなくても足で踏めばいいのでは? という状況もあるのだけど、几帳面にリロードして仕留めるのが微笑ましいのだ。

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殺し屋が宿泊する謎のルールがあるホテル、遺体を片付ける特殊清掃の人々、それぞれ一風変わった個性と世界観がある。かつての仲間ウィレム・デフォーも活躍しておりました。

伝説の殺し屋というわりに、最初にチンピラ三人にボコボコにされたり、二階からあっさり突き落とされたりしますが、それはいいのだ。そういう細かいことをいってはいけない。面倒なこと抜きに楽しめる作品。キアヌが好きな人にはお薦めです。そんでやっぱり、犬かわいい。


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