05
2017

ビフォア・サンセット

Before Sunset / 2004年 / アメリカ / 監督:リチャード・リンクレーター / 恋愛 / 80分
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あれから9年後、やっぱり変わらない二人。
【あらすじ】
前作で運命的な出会いをした二人。9年後にフランスで再会。



【感想】
前作「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」から9年後に公開された作品。映画内でも9年の時間が経っています。前作が良かっただけにどうしても2作目も期待してしまう。これがねえ、2作目もまたいいという。すごいな。脚本に主演の二人、ジュリー・デルピーとイーサン・ホークも参加している。

このシリーズはあんまり恋愛映画っぽくないんですよね。女性がサバサバしているからかな。そこもまたよいですね。この映画だけを観ても楽しめるかもしれませんが、是非1作目から観てほしい作品です。

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前作でヨーロッパをフラフラしていたジェシー(イーサン・ホーク)は作家として成功、本のプロモーションのためにフランスの書店を訪れていた。一方、セリーヌ(ジュリー・デルピー、下)はソルボンヌ大学を卒業後、環境保護の仕事に就いて精力的に働いていた。エリートコースまっしぐらですな。

ジェシーのイベントが行われていた本屋を訪れたセリーヌ。運命の一夜から9年ぶりに再会した二人。

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二人ともそれぞれ歳をとりましたが魅力的です。

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せっかく出会ったのに早くも揉める二人。変わらんな、あんたら。特にセリーヌは面倒くささに磨きがかかっている。気に入らないことを一言いおうものなら、十倍ぐらいいい返されそうだよ。

前作での活発な議論が懐かしいですが、今回はさらにパワーアップしてますね。とにかくセリーヌがとまらない。ヒステリックなエディ・マーフィーのような。ジェシーからは冗談で「躁鬱病の活動家」なんていわれますけども。

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怒り顔がよく似合う人です。

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セリーヌを持て余して苦笑いしつつも、うまく笑いに変えてフォローしていくジェシーの懐の深さ。前作の後、彼らがどうなったかも説明がある。9年間の空白を埋めるようにお互いの近況を確かめ合う。お互いがお互いのことを好きといえず、恐る恐る探っていく駆け引きも面白い。

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二人とも充実した生活を送っているのかと思いきや、あの日のことが忘れられずにいたことをお互いに確認してしまう。だけど、それぞれパートナーはいるわけで簡単に今の相手と別れるわけにもいかない。

今まで付き合ってきた中で、もっとも好きだった人と結婚したという幸運な人はどれだけいるのだろう。周りで聞いてみると、2番目に好きだった人と結婚しているというのがもっとも多かった。中には12番目なんて人も。なぜ結婚しましたか。

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セリーヌの自宅に招かれて、二人で螺旋階段を上がっていくとき、何も語らないのだけど視線のやりとりだけでもう十分楽しいんですよね。セリーヌがふざけて物真似をし、それを優しく見つめるジェシーの瞳は心なしか潤んでいるようにすら見える。自分の結婚は間違いだったんじゃないか、そう後悔しているようにも思える。本当にねえ、二人がただ話しているだけの映画で、それだけでこんなに楽しめるのだからすごいですよ。

このシリーズは恋愛物が好きじゃない人が観ても、十分面白いんじゃないでしょうか。お薦めです。さらに続編として「ビフォア・ミッドナイト」が残っている。うーむ、楽しみすぎるぞ。



2017年2月1日~2017年4月11日まで、GYAO!で無料配信中。前作も無料で配信されています。
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