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2017

コップランド

COP LAND / 1997年 /  アメリカ / 監督:ジェームズ・マンゴールド / サスペンス / 104分
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悪い人に囲まれて。
【あらすじ】
警察が腐敗しているのでなんとかしたい。



【感想】
筋肉が売りの俳優が、ほとんど筋肉を使わない作品がある。そういう映画は地味だけどいい作品になることがありますね。ドゥエイン・ジョンソンの「オーバードライブ」とか。この「コップランド」のスタローンはいつものように暴れません。警官が主人公だが強盗などは出てこない。対決するのは警察内部の腐敗。

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ニュージャージー州ギャリソン、ニョーヨーク市警の警官が多く暮らす街。保安官のフレディ(シルベスター・スタローン)は治安が良い町で、退屈ながらも穏やかな日々をおくっていた。

警察内部にも格差がある。フレディは片耳の聴力を事故で失ったため、憧れのニューヨーク市警には勤められないんですね。市警に勤める人間たちはギャリソンの保安官を見下している。

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市警の警官を束ねるレイ(ハーヴェイ・カイテル、中央)。俺のやることに文句があるのか? ってお顔がすてき。高圧的で悪い役が似合うなあ。フレディも、長い物には巻かれろってことでレイの交通違反を見逃す。

フレディはけっして倫理観が高い人間ではないんですよね。ピンボールをやる小銭がなくて、パーキングの小銭をくすねる。ぐでんぐでんに酔っぱらって車に乗り、事故を起こす。保安官でありながら相当駄目な人なのだ。それでも、人の命がかかっているとなるとギリギリ踏みとどまることができた。本当にギリギリですけども。もうちょっとで、あっち側にいった感じがしないでもない。

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警察内部の腐敗を調査しているティルディン(ロバート・デ・ニーロ、左)。デ・ニーロとスタローンてこの作品で共演してたんだなあ。ティルディンがね、口だけであんまり役に立たないというか、表に出てこないんですよ。もうちょっとスタローンと絡んでほしかった。

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代わりといってはなんですが、いつもは悪い役が多いレイ・リオッタ(「ハンニバル」でレクター博士に脳みそを料理された人)が活躍します。今回は料理されなくて良かったなあ。

ちょっと面白かったのは、スタローンが助けた女性は厄介ごとに関わることを拒否し、敵だと思っていたレイの奥さんが重要な情報を教えてくれるところ。味方とか敵とか、人間関係はそんな単純なことでもないのだろう。人間、やはりどこかで踏みとどまらないといけない。スタローンの別の面を観られたようで嬉しかったです。地味な映画なのであまりお薦めというわけではないのですが、しっかりしたサスペンス映画でした。


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