05
2017

ロボコップ

ROBOCOP / 2014年 /  アメリカ / 監督:ジョゼ・パジーリャ / SF / 117分
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全身がロボになっても、わたしはわたしなのか。
【あらすじ】
瀕死の重傷を負ったら、いつの間にかロボに改造されてた。



【感想】
最初に公開された「ロボコップ」が1987年ということで、27年前の作品なんですね。初代の「ロボコップ」ってどんなんだったかなあ。もうほとんど憶えていない。監督は初代のポール・バーホーベンから名作「エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE」のジョゼ・パジーリャに。

舞台は2008年のアメリカ、デトロイト。爆弾により瀕死の重傷を負った刑事アレックス(ジョエル・キナマン)はオムニコープ社の技術によりロボコップとして生まれ変わる。初代と同じく、また勝手に改造されてしまいましたー。

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CGの進歩がめざましい。

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ロボコップの中身はこんなんですけど‥‥。いいのか? 作った博士(右)も若干、引いてるような。

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スーツをまとうことで、かっこよく生まれ変わったアレックスは感情を持たない戦闘マシーンとなり、犯罪者を次々と摘発していく。挨拶代わりに感電させるぞ。殺人犯は問答無用に死刑なのです。24時間犯罪者を追っかけているのか、家族の元には帰らないアレックス。超仕事人間と化してしまった。奥さんが、息子が登校拒否気味だから家に帰ってきてと訴えるのだけど「仕事あるし」と帰らないのだった。

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奥さんも子供もアレックスの姿がどんなに変わろうとも、彼を愛し続けているし、家に帰ってくることを望んでいる。これがね、実はすごいことのような。もう以前のアレックスとだいぶ違うからなー。

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映画の主題とは離れてしまうかもしれないけど、人はどれぐらい変化してもその人であり続けるのだろうか。もう以前のアレックスと同じ部分は顔と脳ぐらいしかないのかな。性格もちょっと変わってしまった。

仮に、顔や体がなくなったとしても、わたしたちはその人を愛せるのだろうか。ネット上の書き込みを見て、顔も知らない人に好意を持ったり嫌悪感を抱いたりすることがあるように、たとえ顔や体がなくても人になんらかの感情を抱くことはある。愛するという強い感情までいくかわからないのだけど。極端な話、個人の脳をデータ化することに成功し肉体が消滅しても、データ化された個人との恋愛は肉体なしで成り立つのだろうか。

当人同士による。あ、答えが出てしまった。無理という人もいれば全然大丈夫という人もいるだろうなあ。

妻がかつて彼を愛したであろう彼の美点(性格や体)は以前の彼とはだいぶ異なってしまった。それでも彼が彼であることには変わりがない。事故や病気で昏睡状態になったとしても、その人はその人である。それと同じなのかな。

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物語の最後には、アレックスは家族の元へ帰る。

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それは確かにハッピーエンドとして描かれている。だが、妻がアレックスとダンスをしたなら、妻は昔とは違い鋼鉄の体の感触しか感じられないのだ。

よく、脳と体を対等のように分けて考えてしまう。でも、脳は体の一部である。脳は重要な部分ではあるが、失われた体もやはり彼だったわけである。いや、ほんとにまったく関係ないことを長々とねえ。映画は面白かったです。

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サミュエル・L・ジャクソンが過激なテレビ司会者の役で、アメリカ全土への警備ロボット導入を訴える。狂った役が本当に似合うなあ。わたしも警備ロボット導入に賛成したくなりました。


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