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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
24
2017

パージ

THE PURGE / 2013年 / アメリカ、フランス / 監督:ジェームズ・デモナコ / ホラー / 85分
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犯罪オーケーの世界なら、あなたは何をやる?
【あらすじ】
国民のストレス解消のため、1年のうちに12時間だけ何をやってもいいことにしよう!



【感想】
「ソウ」や「キューブ」のようなデスゲーム系映画。突飛な設定が多いジャンルですが、これもかなり奇抜ですね。うーん、設定が穴だらけのような気も‥‥。

主人公は「ビフォア・サンライズ」「プリデスティネーション」などのイーサン・ホーク。イーサン・ホークが出てるとつい観てしまうのだ。イーサン・ホークはわりと作品を選ばずに出るところがありますね。そういう人、好き。

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年に1度だけ、あらゆる犯罪行為が許される「パージ法」が施行されているアメリカ。国民の不満は解消され、失業率も大幅に減少。パージ法は目覚ましい効果を上げているかに見えた。ジェームズ(イーサン・ホーク)は最新セキュリティシステムに守られた自宅で、家族と共にパージ(粛清)の時を迎えていた。

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息子(マックス・バークホルダー、左)がなかなかいい子で、パージで狩られるホームレスの男性を家に招き入れてしまう。彼を救ったことで、ホームレスを処刑しようとした集団から狙われることになる。

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いやあ、実にいいお顔! 犯罪集団の親玉(リース・ウェイクフィールド、中)がねえ、邪悪な顔してるんですよねえ。アゴのとがり具合が最高ですね。他の人たちはマスクかぶってますけど、この人、マスクに負けてないのがえらい。

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あまりにいいお顔なのでもう一枚。

最初は、家に入れた男を犯罪集団に引き渡そうとしたジェームズだが、土壇場で踏みとどまり犯罪集団と戦うことになる。

ちょっとアクションがスリルに欠けるように思えた。相手に馬乗りになられて、相手が振りかぶってナイフを下ろそうとする瞬間、味方が銃で撃ってくれて助かるとか。どこかで観たような場面が多かったですね。基本に忠実ともいえるけど。

この映画で面白いと思ったのは敵の設定。敵にも流行があり、映画は時代によっていろんな敵を設定してきた。古くは宇宙人、怪物、権力者、災害、戦争、差別、90年代からはウィルス、人工知能なども登場が増えた。最近だとテロリスト、差別、格差が多いのかな。この映画では富裕層が敵になっている。昔のように一人の強力な敵というわけではなく、狩りをする富裕層と狩られる貧困層という構造なんですね。この対立というのが今後より増えるのかなあ。

パージ法によって失業率が減少したとだけ説明されているが、セキュリティシステムがない家に住む人やホームレスなどが狩られたために失業率が減少したのだろう。

しかし、肝心のパージが穴だらけのような。パージ開始と終了はサイレンで合図される。だけど、今まで殺し合ってたのにサイレンが鳴ったからって、一斉に「やめー」ってなるのだろうか。そんで「恨みっこなしよ」ってなるのかなー。

始まる前にフライングパージする人たちも出そうである。ちょっとフライングしたところで、監視カメラがなければ記録もないわけだし。設定は良いだけに、もうちょっと細部がつまっていればより面白くなりそう。あらかじめ睡眠薬を飲ましておいてパージの時間が来たら殺すというのはありなのだろうか。どうでもいいか。

一番笑ったのは娘のボーイフレンド。ジェームズに交際を反対されており、そのことに腹を立てている。パージが始まったら、ジェームズを撃ち殺そうとするんですね。逆にやられましたが。仮にジェームズを殺すことに成功したとして、普通に考えれば、彼女が自分の父親を殺した相手と付き合うわけがないだろうという。うーん、バカの恐ろしさよ。パージより怖いかも。


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