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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
29
2017

ロッキー5 / 最後のドラマ

ROCKY Ⅴ / 1990年 / アメリカ / 監督:ジョン・G・アヴィルドセン / ボクシング / 104分
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今度は義兄と弟子が調子に乗りました。
【あらすじ】
引退して弟子をとりました。



【感想】
前作「ロッキー4/炎の友情」でソ連のボクサー、ドラゴからKO勝ちを収めてアポロの仇を討ったロッキー(シルベスター・スタローン)。興奮した観客がリングになだれこんでおります。怖い。

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見事アメリカに凱旋するも、義兄のポーリー(バート・ヤング)はロッキー夫婦のいない間に彼らの財産を無断で会計士に委託していた。会計士の不正によりロッキーは破産。いきなりの一文無しに。ちょっと脚本が雑すぎやしないか‥‥。心配。

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破産の原因を作ったポーリ―。なぜか反省ゼロのにやけ顔。サイコパスの素質がありそう。私がロッキーならば、2,3発いっていると思います。ロッキーは「まあ、いいよ、いいよ」という感じで、本当に人格者ですねえ。ポーリーは一度火あぶりにしとくことを提案する。

シリーズ通してクズっぷりを貫いてきたポーリーですが、ここ最近大人しくしていると思ったら急に暴れましたね。クズはどこまで行ってもクズだなあ!

家や車も売却し、かつての貧乏暮らしに戻ったロッキー一家。荒くれ者が多い地域にお引越し。子供は転校初日にぶっ飛ばされて革ジャンを強奪されてしまう。セレブな世界から北斗の拳の世界へようこそ。

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ロッキーは今までの戦いで脳にダメージが蓄積しており、妻・エイドリアンの説得もあって引退を決意する。

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ロッキーの元には彼のファンであるトミー・ガン(トミー・モリソン、右)が弟子入り志願にやってくる。トミーの熱意に負け、コーチを引き受けたロッキー。ロッキーの指導によりメキメキと実力を付けたトミーはわかりやすく調子に乗っていくのだった。だいたい、このシリーズは誰かが調子に乗るんだよ。私もロッキーの見方がわかってきた。

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ドン・キング似の悪徳プロモーターにそそのかされ、すっかり調子に乗ってしまったトミー。チャンピオンまで駆け上がる。コーチをしてくれたロッキーの恩を忘れ、自分の実力を証明したいがために引退したロッキーと戦いたがるのだった。

ここからちょっと滅茶苦茶なんですが、トミーは偽ドン・キングに焚きつけられて酒場にいるロッキーにケンカを売る。最初は相手にしなかったロッキーだが、義兄のポーリーを突き飛ばされたのを見てきれてしまう。いやあ、ポーリ―なんかほっときゃいいのにねえ。

そして街中で殴り合いを始める二人。

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待て待て、二人ともプロなのでは? と思うのだけど。偽ドン・キングもこんなところで始められても一円にもならないからやめてほしかっただろうけど、もう二人の耳には何も入らないのだった。

今までのロッキーシリーズは脚本に安直さがあったにせよ、戦う大義があった。そして決着はリングで付けられていた。それがですね、酒場で揉めた末のストリートファイトというのは、うーん、ちょっとこれはと思ってしまった。

ロッキーは引退したから、今までのような過酷なトレーニングはしてないはず。それなのに現役のチャンピオンであるトニーが、引退したロッキーにぶちのめされてしまうのだった。いいのか、負けて。

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そしてロッキーは妻と抱き合うのだった。「やったよ!」じゃないわ。やってどうする。プロなのに路上でケンカしている場合か。これ、ちょっといい話みたくまとめてるけどどうなんだ。1を頂点にして緩やかな下降を続けてきたかに見えたロッキーシリーズだが、5にとんでもない崖が待っていた。恐ろしい。今までのファンを崖から突き落とす珍作品になってしまったように思う。

今回は弟子トミー、そして我が子との関係が軸になったけど、どちらも少し中途半端に思えた。アポロみたいな魅力的な宿敵もいないしなあ。偽ドン・キングはボクサーじゃなくてマッチメイクをするプロモーターなので、直接戦うわけでもない。ロッキーは一発殴ってましたけど。宿敵の不在を感じる。

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父親がトミーにかかりっきりということもあり、反抗期に突入した息子ちゃん。反抗しまくるので、ロッキーから一発入れられるかと思いきや、そんなことはしないのである。

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ただし息子の前で、けっこうどぎつい下ネタは言う。こんなん親が言っていたら、ちょっと引きますよ。もう勘弁してくれってなる。

どうもよくわからないまま暴走したロッキー5である。次はロッキーシリーズの最終作「ロッキー・ザ・ファイナル」。ようやくここまで来た。ロッキー5は「最後のドラマ」ってタイトルなんですよね。最後にしようと思っていたけど、内容が今一つだったのでロッキー6にあたる「ファイナル」を作ったのかな。「ロッキー5」は前作までとは違いスタローンが監督をしてないんですよね。新しい風を入れようとしたのかもしれないが、とんでもないことになってしまった。音楽もねえ、今回はあまり印象に残りませんでした。次に期待です。

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