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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
10
2018

オフィス 檻の中の群狼

OFFICE / 2015年 / 韓国 / 監督:ホン・ウォンチャン / ホラー / 111分
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上司に締め上げられ、会議で吊るし上げられ、同僚に陰口をたたかれ、もう暴れるしかない!
【あらすじ】
ブラック企業でインターンをする。



【感想】
仕事のストレスというのは日本だけでなく韓国もかなり強いのかな。アメリカだとネチネチといびるより、いきなりクビにしそうだけど。ここまでの締め付けはないように感じる。この執拗な締め付けはアジア圏特有のものなのだろうか。ネチネチネチネチ‥‥。

勤勉で温厚な課長キム・ビョングク(ペ・ソンウ)は、帰宅後に突然家族を殺害。そのまま姿を消してしまう。課長が消えた日から社内では不可思議な現象が発生し始める。

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課長に親切にしてもらっていたインターンのイ・ミレ(コ・アソン)。課の中でも浮いており、自分に優しく声を掛けてくれたのは課長だけだった。そんな優しい課長がなぜ‥‥、と事件を受け入れることができない。

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この映画はホラーではあるけれど、消えた課長の不気味さよりも社内の雰囲気が怖かった。上司からは絶えず新しい企画を出すよう迫られ、自分の評価についていつもビクビク脅えている。イ・ミレは田舎から出てきており、課にもうまく馴染めていない。田舎の母親を安心させようと、なんとかこの会社で正社員になりたくて懸命に働いている。

真面目だけど仕事の要領が悪いんですよ。それが余計にかわいそうに見える。同僚からは、その必死にやっている様子が息苦しくて鬱陶しいと映るようで‥‥どうすりゃいいんじゃあい! ってなりますよ。かわいそう。さらには自分よりも若くて優秀、おまけに美人の女の子がインターンとしてやってくる。自然と自分と比較されてしまう。周囲の評判もいい。ああ、私の存在意義‥‥。

あと、溢れ出る多部未華子感。幸薄そう。

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刑事にはヤクザ物の名作「新しき世界」にも出ていたパク・ソンウン。性格の良くなった小藪千豊さんみたく見える。

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とにかくギスギス感がある会社ですので、もうこういうのは現実だけでいいですわー、という人にはお薦めしません。OLは全員戦闘力高め。言葉もきつめ。もう、みんな、楽しく行こうよお! などと言ったら白い目で見られそう。

現代の圧し潰される社会人の気持ちはよく出ていたと思います。よく出すぎて「もういい」と思いました。ギリギリと圧し潰されたい人は是非。ホラーとしてはそんなに怖くありません。


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