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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
12
2018

けものフレンズ

日本 / 2017年 / 総監督:吉崎観音、監督:たつき / SF / 全12話
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みんな、いい子。ワイワイしている楽しい世界。
【あらすじ】
自分がなんのフレンズなのかわからないので、調べに行く。



【感想】
超巨大総合動物園ジャパリパーク。そこでは、神秘の物質サンドスターの力によって、動物たちが人の形をしたフレンズへと変身して暮らしていた。だが、新しく生まれたフレンズ(かばんちゃん)は、自分がなんの動物かわからずにいた。

かばんちゃん(中)は自分が何者かを知るために、相棒のサーバルちゃん(右)とジャパリパークを旅する。道中、さまざまなフレンズと出会って事件を解決していくロードムービーのような作品。

クリップボード02d

最後まで観たものの、なぜそんなに人気になったのかは正直なところわからなかった。私の感覚が古いのかもしれません。出る子、出る子がみんないい子で、あまり万人向けという話にも思えないのだけど。

けものフレンズには、嫌なキャラというのが一切出て来ず(セルリアンという敵を除く)、みんな、いい子なんですね。私の大好きな「ゲーム・オブ・スローンズ」のように誰が敵で誰が味方かわからず、突然、のどを掻き切られて死んでいくこともないのだった。幸せ。

仕事で複雑な人間関係に疲れ、家でテレビを点けたらのんびりしたアニメがやっている。そこで、ホッとするということもあるのかもしれない。

クリップボード04d

ツチノコちゃん(左)は、やや口が悪くて好きでした。

ジャパリパークを取り巻く状況はよくわからなかったのだけど、天変地異があって施設が閉鎖されたのかな。だからちょっと廃墟っぽくなっているという。かばんちゃんは、旅をしていくうちに自分が人のフレンズだということに気づく。道具を器用に使ったり、頭が良いので、人であることが暗示される。

これはちょっと面白かった。人は野生動物とは違って、とても未熟な形で生まれてくる。草食動物の赤ちゃんは、産まれてすぐに走ることもできるが人間の赤ちゃんは親の庇護がないと死んでしまう。誕生してすぐのかばんは自分では何もできない。サーバルを始めとする他のフレンズに助けてもらい、役立たずのかばんから、だんだんと成長していくのだ。みんなそれぞれ得意なことがあるのもいい。

クリップボード06e

どうしてもキリスト教的世界観の考えに影響されるところがあって「人」と「それ以外の動物」というふうに考えてしまう。本当は、人も動物の一種でしかない。人は、我が物顔で地球を支配しているような顔をしているけど、私たちだって同じ地球に住むフレンズなのだろう。

もっとも賢いはずのかばん(人)が、自分のことをわかっておらず、自分探しの旅をするという設定も皮肉が効いている。嫌なキャラも出ず、みんな協力してトラブルを解決し、楽しい掛け合いがある。ただ、ワイワイやってるのが好き。それでいいと思うんですよね。オープニングもにぎやかで楽しいし。そんなアニメが好きな人は是非。

私はもうちょっと血まみれでギスギスしててもいいと思うのだ。血で血を洗う弱肉強食の獣フレンズというのも観てみたい。

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