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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
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2018

トリプル9 裏切りのコード

TRIPLE9 / 2016年 / アメリカ / 監督:ジョン・ヒルコート / サスペンス / 115分
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脅し、脅され、騙し、騙され、誰が生き残るのかわからない。
【あらすじ】
強盗をしたら、もう一回しろって言われた。



【感想】
とてもよくできたサスペンス映画で、先の読めない展開でした。人間関係が錯綜しているため、ちゃんと観ていないと置いていかれてしまいます。今一つ人気がないのもそのせいかなあ。あと、主人公が空気というのもある。

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キャストがとても豪華。「ウォーキング・デッド」のダリル役で人気を博したノーマン・リーダス(上)をはじめ、「アベンジャーズ」のファルコン役のアンソニー・マッキー(下の画像、左)。汚職警官役で、クリフト・コリンズJr(下の画像、右)もいい味を出している。ちょっとスティーブ・ブシェミのようなキワモノ感があっていいんですよね。何をやらかすかわからんという。眼がやばい人。

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キウェテル・イジョフォー(上の画像、左)、ケイト・ウィンスレット(上の画像、右)、他にもウディ・ハレルソンなども出ている。主演をやれる格の俳優ばかり。一応、ケイシー・アフレックが主役だけど、誰が主役かはあまり重要ではない。むしろ意図的にぼかしているように感じる。

トム・クルーズやニコラス・ケイジが主役を務めれば、まず序盤で死ぬことなど有り得ない。安心して終盤まで観てられる。でも、この作品は主役級の俳優がどんどん姿を消していくからスリリング。無意識に頭の中に「俳優のランク」というのができ上がっていて、この人はまさか死なないだろうという人も序盤であっさり死んでしまう。観客の思い込みを利用して、意外性が感じられるように作られているのかな。ただ、このトリックはある程度、頭の中に俳優のランクが存在している人には効くけれど、そうでない人はどうなのだろう。

「やたら人が死ぬな、この映画」と思うのではないか。べつに意外性などは感じないかもしれない。

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特にすばらしかったのはケイト・ウィンスレット。今までマフィア役など見たことがなかったのですが、しっかりとはまっている。しかも、性格が悪すぎるぞお。とてもいい!

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常に手下を従えて、自分には手を出せないようにしといて、一方的に主人公たちを圧迫してくる。観ていて本当にイライラする。ますます好きになってしまいました。しっかりと、ある人物が制裁を下してくれるのもスッキリする。

タイトルの「トリプル9」というのは警官が撃たれたときの緊急コードで、警察は威信を守るため最優先で警官襲撃現場に向かう。犯人たちはトリプル9を発動させて警官を一ヵ所に集め、ある施設の襲撃を企てる。このトリプル9が意外なきっかけで発動するところが面白かったです。手際のいい銀行襲撃場面、警察の突入場面なども洗練されている。場をかき乱す頭の悪い犯人も出てくるものの、総じて手際がいいので観ていてストレスにならない。ずる賢い人間同士の騙し合いが楽しめました。人間関係がごちゃごちゃしており、アクションよりも錯綜したストーリーがメインの作品になっています。ややこしいのが好きな人にはお薦めです。Amazonでは★2.5の評価でしたが、そんなひどい映画だとは思わないけどなあ。


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