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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
08
2018

スーサイド・スクワッド

SUICIDE SQUAD / 2016年 / アメリカ / 監督:デヴィッド・エアー / アクション、ファンタジー / 123分
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アベンジャーズに憧れて。
【あらすじ】
悪者軍団を結成した。



【感想】
マーベルヒーローたちが活躍する架空世界・作品群は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と呼ばれている。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクなどの個々の作品があり、何年かに一度、ヒーローが一堂に会する大作アベンジャーズが出る。

これのDCコミックス版が「スーサイド・スクワッド」なのだろう。MCUに対抗してかDCEU(DC エクステンデッド・ユニバース)というらしい。初めて聞いた。

MCUのほうはね、世界観も確立しているし、ヒーロー同士の人間関係も濃密に描かれている。アベンジャーズの何が楽しいかというと、あのヒーローたちが一堂に会したお祭り感なんですよね。それが「スーサイド・スクワッド」のほうは、みんな初見なんですよね。すごいヒーローが一同にというより、「誰これ?」感が強い。固まる前に巨神兵を使ってしまったクロトワの心境というか。まだ早かったんじゃないのかなあ。

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名前もよくわからんので、ワクワク感がない。治安維持のために無理やり悪者を集めて軍団を結成。毒を以て毒を制すという考え方は面白い。でも、みんなあんまり悪くないんだよなー。

丁寧な紹介をされるのがデッドショット(ウィル・スミス、右上)とハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー、左下)のみ。他は駆け足。時間の都合もあって仕方ないのだけど、それぞれのエピソードが薄かったように思う。

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銃の達人で百発百中の腕を持つデッドショット。娘を溺愛しており、普通のいいおじさんなのだった‥‥。あと、ヒーローたちの能力をどうしてもアベンジャーズやX-メンと比べてしまう。みんなねえ、けっこう普通の人なんだよねえ。アベンジャーズはヒーローパワーがインフレしており、街の落下を食い止めるようなところまで行っている。ちょっとこれに対抗するのはつらい。凡人ヒーローものでも「キック・アス」「ディフェンド―」など、やりようによっては面白くなるだろうけど。ここに出てくるヒーローというか、悪役だからヴィランか、パワーが中途半端なんだよねえ。アクションも地味で爽快感に欠けた。

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ハーレイ・クインの凶器はバットだしなあ。暴走族レベルではないか‥‥。普通の人‥‥。

でも、この映画で一番輝いていたのがハーレイ・クインに思える。ジョーカーのことが大好きで、悪者らしい悪者といえば彼女ぐらいしかいない。

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ジョーカーは、舞台を引っ掻き回してくれそうな予感はあるものの、そもそも出番がそんなにないんですよねえ。次回に期待。ハーレイ・クインはジョーカーにメロメロで、ジョーカーのためならなんでもするし、仲間も易々と裏切る。その軽薄さがいい。他のヴィランは、仲間意識に目覚めたり、娘が大事だったり、亡くした家族を思い出したりで、悪役としての矜持に欠ける。もっと真面目に悪事を働いてほしい。

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凶器を並べてご機嫌のジョーカーさん。わざわざ全部、自分で並べたのかな。マメさがかわいい。

ちょっと各キャラの紹介が駆け足だし、だれるところがあるものの、シリーズを重ねていけばヴィラン同士の関係も深まって面白くなるかもしれない。今作はあまり面白くなかったものの次回に期待。アベンジャーズと張りあえるような作品に育っていったら嬉しいなあ。


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