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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
24
2018

伊集院のばらえてぃー 5.ノンアルコールドミノ毒入りの巻

2012年 / 日本 / プロデュース:伊集院光 / お笑い / 146分
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疑心暗鬼を超え、芽生えるもの。
【内容】
ドミノを完成させたい。


【感想】
Amazonプライムで配信。無名の芸人、アイドルを集め、本当に低予算で作られたバラエティ。テレビとは違うラジオでの伊集院光さんが観られます。

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今回はシリーズ2作目の酩酊ドミノを改良した、ノンアルコールドミノ。この作品だけ観ても問題ないですが、シリーズを最初から観ていくと登場人物の人柄がわかって楽しいです。伊集院さんのラジオにはチラホラ名前が出ますが、なにせみんな無名なので‥‥。

「仲間」たちは制限時間内にドミノの完成を目指す。仲間たちの中には3人の「クソ野郎」(スパイ)が紛れ込んでいます。彼らは仲間のフリをしてドミノを倒したり、現場を混乱させるようなことを言って妨害をしかけてくる。誰がクソ野郎役かは、最初に伊集院さんによって指名される。

仲間たちは過半数の賛成によって、追放投票をすることができる。クソ野郎だと思った人を牢屋に追放できる。だが、クソ野郎ではない人を追放してしまうこともある。仲間たちの勝利条件はドミノ完成。クソ野郎側の勝利条件は、時間内のドミノ完成を妨げるか、過半数がクソ野郎になること(追放投票が不可能になるため)。疑心暗鬼の戦いが始まる。

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このシリーズは、まだ売れてない頃のバイきんぐ小峠さん、メイプル超合金の安藤なつさんなども出ていて、そういうところも楽しめる。小峠さんは存在感があったせいか、1から最後まで出てますね。

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ちょっと人狼というゲームを思わせる。たとえ正しいやり方を提案したとしても、クソ野郎と疑われると追放されてしまう。浜ロンさんという理論派の芸人がいるのだけど、言い方が嫌味っぽいとか、性格が嫌われて追放される。クソ野郎という決定的な証拠があったわけではなく「なんか嫌い」とか「あいつがいると雰囲気が悪くなる」が重要なのだ。うーん、嫌わると終わりなんだよなあ。ここは組織の難しさを見せられるよう。ああいう人、会社とかで周りにいるんだよなあ。ときに能力よりも愛敬が大事になる。これは頭の良さではカバーできない。リアルである。

誰がクソ野郎かわからず疑心暗鬼になっていく様子とか、ぶっちゃあさんが大量のドミノを倒してしまうのが、いつものドジからなのか、クソ野郎だからなのか、見分けがつかなくて面白い。信頼関係がグチャグチャになっていく様子など、伊集院さんが想定したとおりの展開になっていく。カイジだとか、心理戦の作品が好きな人は楽しめるかも。あと、リアリティ番組でのケンカが好きな人とか。性格最低のろくでもない人にお薦めです。

この作品は全部で二戦収録されています。二戦目、自分を犠牲にして他の人を復活させるなど、意外な展開になったり、全員が疑心暗鬼を乗り越えてドミノに取り組んでいくところも見どころがありました。伊集院さんが、巧みに田代さやかさんを感動させるような話をしたり。あざといなー。

性格の良い人とか、素直な人の振る舞いがこのシリーズは面白い。1の「だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻」でもそうでしたが、もっともボーっとしているように見えた三田寺理沙さんが真実にたどりついていたり、この作品ではオテンキのGOさんが真理を言い当てている。だけど本人たちはあまり自分の言っていることの重大さがわかっていないのだ。

1も、仲間たちの中に裏切り者が発生してしまう心理戦で、あれは、三田寺さんがリンゴの数の異常さに気づいたとき、みんなで伊集院さんにリンゴを送りつけてれば勝利となったのだけど。あそこに浜ロンさんなどが入っていれば、ひょっとしたらトリックを見抜いてすごい展開になったのかもしれない。でも、浜ロンさん、雰囲気悪くするからなあ‥‥。駄目かも。消化不良な終わり方でしたが、こういう試みは、どう転ぶか読めないから仕方ないところ。

ちょっと変わったバラエティを楽しみたい方は是非是非。低予算だけどしっかり楽しめる番組でした。グラフィックがド派手でも仕組みが面白くないゲームは駄目というのは、古いゲームファンの共通の認識かと思いますが、この作品は仕組みが面白いから成功しているのだと思います。しっかり中身が詰まっているのが伊集院さんらしい。お薦めです。「伊集院のばらえてぃー」は1~6がありますが5がダントツで面白いです。他は正直そんなでもなかった。

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