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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
08
2018

アンダー・ザ・スキン 種の捕食

UNDER THE SKIN / 2013年 / スイス、ポーランド、イギリス、アメリカ / 監督:ジョナサン・グレイザー / SF / 108分
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私を覆うものに、私はどれだけ縛られるか。
【あらすじ】
地球人を捕獲する。それが私のお仕事。



【感想】
エイリアンが淡々と地球人を捕食していく静かな映画。「スピーシーズ 種の起源」はセクシーお姉さんがガツガツいく感じですが、こちらはおとなしめ。というか、感情がない。

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主演のスカーレット・ヨハンソンは、アベンジャーズのブラック・ウィドウ役がお馴染み。半開きの厚ぼったい唇が印象的。派手な大規模予算映画に出るイメージもありますが「ロスト・イン・トランスレーション」「マッチポイント」などの作家性の強い作品にも出演している。この映画はねえ、なんだかよくわからない作品でしたよ。途中、2回寝た。

地球人の皮をまとったエイリアンは、自分の容姿に惹かれて声をかけてくる男たちを人気のない家屋に誘い込み、淡々と捕食していく。

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捕食の場面が奇妙で印象的。服を一枚一枚脱いでいくエイリアン。エイリアンの後を追う男たちは、いつの間にか深い沼にはまり、飲み込まれてしまうのだった。宇宙の中で独りぼっちのような奇妙な画面。

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エイリアンは人間の皮を集めているのかもしれない。皮は他のエイリアンがかぶって、人のフリをして活動するのに使うのかな。血・肉・内臓・骨などはまとめて流されてしまう。工場での機械的処理を感じさせる。この映画は、容姿について描いたものなのかな。

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人の容姿というのは本当に不思議だ。人が異性の肉体に惹きつけられるのは理解ができる。筋肉質ならば危険から守ってくれそうだし、お尻が大きければ丈夫な子供を産めるかもしれない。

顔には肉体ほどの重要さはないように思える。でも、私たちは美醜にかなりのこだわりを持っている。目、鼻、口、耳が機能すれば、それで十分なはずなのに、わずかな差異を見つけて美醜を感じ取っている。肉の上に張りついた皮一枚に、ここまでこだわってしまうのはなぜだろう。他の生きもの(魚や鳥とか)はここまで美醜に差はないように思う。

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エイリアンは、病気で顔が歪んだ男を見つける。彼女は美醜を超越したところにいるからか、他の人間たちのようにこの男を差別しない。所詮、皮の下はどんな人間も一緒である。彼女は男の境遇に同情したのか、男を殺さずに逃がしてしまうのだった。他にも、自分に好意を抱いた男を逃がすが、こちらはエイリアン上司が処分してしまいます。

北欧の田舎町を舞台にしたとても静かで奇妙な映画でした。スカーレット・ヨハンソンが脱いでいますが、ちょっと太ってたるんだ様子。張りがあってパッツンパッツンというイメージだったのだけど。ま、いいのだ。皮の下はみんな同じ。


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