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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
02
2018

マグニフィセント・セブン

THE MAGNIFICENT SEVEN / 2016年 / アメリカ / 監督:アントワーン・フークア / 西部劇 / 132分
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リメイクを作る難しさ。
【あらすじ】
悪い奴から町を守りたい。



【感想】
「荒野の七人」をリメイクした西部劇。予算が掛かりすぎるのか、西部劇も時代劇もほとんど見かけなくなってしまった。リアリティなんかドブに捨てて、勧善懲悪で悪者を問答無用にぶっ倒すような映画が観たいです。

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「荒野の七人」の冷静沈着なリーダーはクリス・アダムス(ユル・ブリンナー)でしたが、今作ではデンゼル・ワシントン。黒尽くめの服装がユル・ブリンナーを彷彿とさせる。「荒野の七人」や、その元となった「七人の侍」を観ていればいろいろと比較もできますが、そんな予備知識はなくても問題なく楽しめます。でも、どうしても「荒野の七人」のブリット、「七人の侍」の久蔵と、今作のビリー(イ・ビョンホン、右端)を比べちゃいます。そんな比較も楽しい。

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「七人の侍」「荒野の七人」に比べるとシナリオが練られてないのと、キャラクターの魅力が今一つ伝わらなかった。120分を越えている作品ですが、どうもキャラの個性が薄いんですよねえ。

クリス・プラット(右)は一癖あるおいしい役でしたけども。

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それでも、誰が観ても楽しめる娯楽時代劇になっていると思います。目にも止まらぬ早撃ちですとか、馬上での射撃、曲乗りのような馬の乗り方(荒野の七人にあった)など、アクションがよくできている。俳優もデンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、クリス・プラット、イ・ビョンホンなど主演級の豪華な配役。出来だって悪くないんです。ちょっと、彼らが救う町の人たちとの結びつきが薄いかなとは思ったけど。

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以前から不思議に思っていたのだけど、リメイクというのはほぼ間違いなく原作を上回ることがない。原作は予算がなかったり、俳優が無名だったり、条件が悪い事が多い。それなのに予算も俳優も充実させたリメイクが原作に勝ることは少ない。リメイクには何が不足しているのだろうか。失われた魂のようなものは、なんなのだろう。理由は一つではないし、それぞれの作品は違うものだから原因を統一的なものと考えるのは無理があることだけど。しかし、作品に宿る魂的なものがあるのではないかと思ってしまう。

勧善懲悪でスッキリする西部劇でした。面白かったです。もっと西部劇を作ってほしいよ。あと、決闘の前に枯れた干し草の塊(タンブルウィード)が風に吹かれていく場面がほしかった。あれこそ西部劇じゃんかあ!


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