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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
05
2018

シング・ストリート 未来へのうた

SING STREET / 2016年 / アイルランド、イギリス、アメリカ / 監督:ジョン・カーニー / ドラマ、音楽 / 106分
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苦しいとき、いつもそばにいるもの。
【あらすじ】
バンドを組みました。



【感想】
ジョン・カーニー監督といえば「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」など音楽を題材にした映画を撮り続けている。どちらも好きな作品。今回もまた音楽です。この人はずっと似たようなテーマで映画を作り続けていくのかもしれない。そういうのもいいですね。

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同じ音楽でもデイミアン・チャゼル監督は「セッション」「ラ・ラ・ランド」などで、才能を開花させることの困難さ、辛さを感じさせたけど、ジョン・カーニー監督は苦しい生活の中にある心の支え・希望としての音楽を感じさせてくれる。観た後に爽やかな気持ちになる作品です。

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1985年、ダブリン。不仲の両親の元、転校した学校でのいじめで暗い生活をおくるコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、左)。音楽好きな兄とミュージックビデオを観ることだけが楽しみだった。ある日、街で見かけたラフィーナ(ルーシー・ボーイントン)に一目惚れしたコナーは、自分のバンドのPVに出ないかと誘ってしまう。バンドを組んでもいなかったコナーは、慌ててバンドメンバーを探すことに。

バンドを組む動機が一目惚れして口から出まかせというのが最高ですね。モテたいという不純な動機で、でも音楽が好きなのも本当で。彼らが曲を作ったり、一緒に練習している時間は人生で最高の瞬間だと思います。楽しそう。

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この映画はダブリンが舞台になっている。ダブリン(アイルランド)は、イギリスよりも状況が苦しかったのかな。コナーたちがロンドンに憧れる様子がうかがえる。北欧映画というのは独特な暗さがあって、雰囲気や画面の色合いもいい。

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最初の曲はずいぶんと下手なのですけど、みるみる歌が上手くなっていく様子だとか、全員の音が重なって音楽に厚味が増していく様子は本当にワクワクする。楽器ができる人はいいですねえ。

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最後、ダブリンからの脱出はあまりにも無謀でちょっと無理があるようにも感じる。でも、ひたむきや夢にかける想いなど、今回も観た後に希望がほんのり灯るようなすてきな作品でした。ジョン・カーニーは、こういうのがいいんですよねえ。音楽に限らず、生活のどこかに希望は隠れているのかもしれない。


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