FC2ブログ

旧作映画の感想、ネタバレしてます。
08
2019

イントゥ・ザ・ストーム

INTO THE STORM / 2014年 / アメリカ / 監督:スティーヴン・クォーレ / パニック / 99分
8AL__20190109084413f51.jpg
巨大竜巻がちゃんと怖い。
【あらすじ】
竜巻がきました。こええええ。



【感想】
すさまじい天災を描いた映画というと「2012」「ボルケーノ」「ツイスター」「デイ・アフター・トゥモロー」などが頭に浮かぶ。どれも迫力があって面白かった。ディザスタームービーは迫力のあるCG(潤沢な予算がかけられる)がないと、すぐにB級映画と言われてしまう危険がある。この映画は竜巻が恐ろしい迫力でちゃんと怖いのがすばらしい。アメリカに住みたくなくなった。住んでませんけど。

a_AL__20190109084417a3b.jpg

誰が主役ということもなく複数の登場人物が竜巻に巻き込まれる物語。それぞれのエピソードも軽め。いいのです、それで。主役は竜巻なのだ。高校の教頭ゲイリー(リチャード・アーミティッジ、左)とその子供たち、気象学者のアリソン(サラ・ウェイン・キャリーズ、右)、無茶な動画配信に命をかけるユーチューバー、竜巻を追いかけて映像を売るストーム・チェイサーなどなど。アリソン役は「ウォーキング・デッド」「プリズン・ブレイク」のサラ・ウェイン・キャリーズです。最近よく見かける。できるお母さん役が多いですね。

daL__20190109084414c4c.jpg

ストームチェイサーという仕事があることがいかにもアメリカっぽい。一攫千金を狙う山師という感じもあるが、彼らが捉えた映像が気象研究に役立っているという側面もあるのだろう。また、気象学者であるアリソンがストームチェイサーのピート(マット・ウォルシュ)に雇われているというのも面白い。

9AL__2019010908441999d.jpg

気象庁の竜巻情報を見るとアメリカは年間平均1,300個(2004~2006年)、日本は年間平均25個(2007~2015年)の竜巻が発生している。アメリカが異常に多く見えるかもしれませんが、単位面積当たりに換算するとアメリカの竜巻発生率は日本の2倍になると書いている。地形の関係上、日本よりも発生しやすいんですね。

映画の中で気象学者のアリソンが「100年に1度の竜巻が今は1年に1度」と言うセリフがある。気になってちょっと調べてみた。F(藤田スケール)やEF(改良藤田スケール)というのは竜巻の強さを示している。深刻な被害を生ずるF4以上を抽出してみました(TornadoHistoryProject.com)。

クリップボード04

縦軸は発生件数、横軸は発生年です。強い竜巻が多かったのは1960~70年代ということになり、最近ですと2011年に多く発生しているが全体としては強い竜巻の件数はむしろ減っている。アリソン、気象学者なのに適当言ってない‥‥?

88L_.jpg
クリップボード02

さておき、不穏な空の感じといい、竜巻の恐ろしい破壊力といい、実にすばらしいです。天災に対してどういった決断をとったかとか、災害に負けない人々のドラマではない。ストームチェイサーやらアホなユーチューバーを出すことで、竜巻の中にみずから突っ込んでいく無謀さによって、竜巻の破壊力、人の無力さ、恐怖感をこれでもかというほど見せつけてくれる。すばらしいです。

クリップボード02eeeg

竜巻怖いよおおお、と脅えることができました。いい映像だなあ。

3AL__20190109084416572.jpg

アホなユーチューバーの二人も良かったですね。迫力ある楽しい映画でした。

関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment