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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
12
2019

クローズZERO、クローズZERO Ⅱ、クローズ EXPLODE

クローズZERO / 2007年 / 日本 / 監督:三池崇史、原作:高橋ヒロシ / 青春、不良 / 130分
クローズZERO Ⅱ / 2009年 / 日本 / 監督:三池崇史、原作:高橋ヒロシ / 青春、不良 / 133分
クローズZERO EXPLODE / 2014年 / 日本 / 監督:豊田利晃、原作:高橋ヒロシ / 青春、不良 / 129分
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なぜ市原隼人は出ないのか。
【あらすじ】
高校で一番強くなりたい。



【感想】
不良映画ってあんまりないんですよね。ビジネスとして成立しづらいのでしょうか。お客さんは、ちょっと悪い人たちを見込んでいると思うのですが、不良はあまり映画を観るイメージはない。メインの客層が映画を観ないとなると、あまり作られないのかなあ。

だけどVシネマのファンもいますよね。Vシネファンはクローズなどの不良映画は観ないのかな。そもそもVシネってどういう人たちが観るのだろう。興味がVシネのほうにいってしまった。

さて、クローズですが3のEXPLODEまで作られたということはある程度、世間に受け入れられたように思える。小栗旬さんの出世作にもなりましたね。はまり役だと思います。が、こんなかっこいい不良、いないだろうよ‥‥。

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いくら荒れてる学校といっても、ここまでは。このやりすぎ感がバカバカしくていいですね。鈴蘭高校に来る生徒はケンカで名を挙げるために来るわけで、誰も勉強のべの字も出さないところが清々しい。みんな、勉強も部活もやってない感じで、もはや学校に来る意味ないのでは? と思うけど。

鈴蘭のてっぺんを取りたいというわかりやすいストーリーがいい。大仰なセリフは文字にすると痛々しく、聞いていて恥ずかしくなるものばかりだけど、小栗旬や山田孝之が口にするとそうは聞こえない。これが一番すごいことかもしれない。キャラに馴染んでいて、かっこよく聞こえる。

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雨の中の大人数のケンカは、戦国時代を舞台にした合戦ものの雰囲気があるんですよね。いいぞお。

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躍動感ある殴り合い、仲間との絆、一番強くなりたいという野心、不良が憧れるかっこよさの成分がぎっしり詰まっていて、それを小栗旬、山田孝之を中心とするメンバーが見事に体現している。特に山田孝之演じる芹沢多摩雄は器が大きく魅力的に見える。

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夕日、そしてリーダー同士の対決という、いやあ、いい画だなあ。他の人はみんな倒れてしまい、リーダー二人だけが立っているという。そんなわけあるかい、という話ですが、まあいいじゃないの。

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クローズゼロ、クローズゼロ2は三池監督で主演は小栗旬。代替わりしたクローズEXPLODEは豊田監督で東出昌大(左)が主演を務めた。

で、3作目のEXPLODEですが、うーん、東出さんがどうしてもヤンキーに見えない。生まれもっての品の良さというのか、こう、シンナーで歯と脳みそが溶けちゃった感じがヤンキーの売りではないか。

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1作目に出てたこちらの方たちなんか、いでたちもすばらしい。眉毛がない、後ろ髪が長くて毛先だけ染めている、ボンタン、金のネックレス、成人式で暴れそうな感じがプンプンしてとてもいい。これで暴れなきゃ嘘だ。で、ヤンキー特有の喋り方がまたいいのだ。市原隼人さんぽい喋り方。なぜ市原さんが出なかったのだろうか。

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東出さんはたしかにかっこいいけど、醸し出す雰囲気がちょっと違うのかなあ。爽やかすぎるんですよね。意味もなく痰や唾を吐いたりしてる感じがない。シンナーで脳みそ溶けてる感じがしない。アホが観たかった。

三池監督はこういった不良映画を撮るのがすごく上手い。やり過ぎ感のある派手なケンカの場面も、しっくりくる。コメディとシリアスのバランスも良い。脇を固めるキャラも特徴的でいい。芹沢派の切れ者である戸梶とか、おっさんみたいな牧瀬、チンピラの片桐、組長の遠藤憲一などなど。遠藤憲一さんは迫力ありますねえ。そういえばリンダマンて、ただ居るだけなのにみんなからケンカ売られまくるのはかわいそうな気がする。

さっぱりした不良映画でした。芹沢を主役にしたスピンオフ作品を観てみたいなあ。


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