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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
15
2019

新感染 ファイナル・エクスプレス

부산행 / 2016年 / 韓国 / 監督:ヨン・サンホ / パニック、ホラー / 118分
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丁寧に作られた正統派ゾンビ映画。
【あらすじ】
電車の中にゾンビがいます。



【感想】
なぜこのゾンビ映画を観たかというとタイトルがダジャレだからです。韓国の高速鉄道はKTXですが、高速鉄道ということで新幹線(新感染)とかけています。ダジャレ好きに悪い人はいないはず、という理由で観る。新幹線の中にゾンビが発生したら? というオーソドックスな話。ゾンビの質も高く、話もわかりやすくて(ただ逃げるだけ)楽しめました。

CGや特殊メイクに頼る部分が多い映画はお金が掛かってないとすぐにばれてしまう。ゾンビ映画の場合、ちょっと顔色が悪い化粧をしただけのゾンビが出ると、金がないんだな‥‥としんみりした気持ちになってしまう。この映画はがんばってましたねえ。

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ゾンビメイク、演技、共にすばらしかったです。明確なルール(暗闇では目が見えない、音のした方向に行く、人が見えていると襲いにくる)が定められているのもいい。誠実な人が作ったのだなあと胸が温かくなりました。変なところで。

噛まれたら感染するというオーソドックスなタイプのゾンビ。だが、最近流行の走りタイプのゾンビです。ゾンビが列車に群がって、列車が遅くなる描写はよかったですねえ。勢いがあります。

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しかし、ゾンビって30メートルぐらい離れていても、生きた人間かゾンビか、どうして見分けがつくのだろう。ゾンビ同士でいるときはユラユラゆっくり歩いているのに、人間がいるとわかると、ものすごい向こうからダーッと走ってきます。なぜ?

臭いだな。生きている人間だけが発する臭いがあるのだな。そういうことにしておこ。

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列車内でゾンビと戦う人々。真剣なはずがどこかコミカルに見える。RPGっぽい。トンネルに入ってゾンビの視界が効かなくなったところをうまくやり過ごすとか、携帯の音で引き付けて逃げるとか、工夫があって楽しい。

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悪役もちゃんといます。「ゾンビより人間が怖い」というのはゾンビ映画のお約束でしたが、右の人が実にいいクズでしたねえ。普通の写真なのに滲み出る悪人感。

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主人公の娘の歌が重要なエピソードになっているのですが、親の愛情不足を表わすだけでなく、最後は彼女の歌によって救われるというオチの付け方も良かったです。うまくまとまってました。ただ、ちょっと泣かせようとするやりすぎ感が強いような。韓国映画は、わりと泣かせ演出が強めなんですよね。2時間弱とボリュームたっぷりのゾンビ映画ですが、時間を感じずに楽しめました。

ハリウッド映画以外のゾンビ映画は今一つかと思っていましたが「アイアムアヒーロー」や、この「新感染」などかなりがんばってますよねえ。今後も作ってほしいなあ。

太っちょのおじさん(マ・ドンソク、右)は見せ場が多かったですね。この人、いい役が多いんだよなあ。頼り甲斐のあるすてきな太っちょ。

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