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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
06
2019

パトリオット・デイ

PATRIOTS DAY / 2017年 / アメリカ / 監督:ピーター・バーグ / 実際に起きた事件を基にした映画 / 133分
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ボストン代表マーク・ウォールバーグ。
【あらすじ】
ボストンマラソンでテロが起きた。



【感想】
タイトルのパトリオット・デイ(愛国者の日)とは4月の第3月曜日のことで、アメリカではこの日にボストンマラソンが行われるそうです。なぜこの日が愛国者の日かというと、アメリカ独立戦争の緒戦となった1775年4月19日のレキシントン・コンコードの戦いを記念して定められたとある(ウィキペディア)。

2013年4月15日、ボストンマラソンのゴール地点で爆弾が爆発、3名が死亡282名が負傷、同時多発テロ以降最大のテロ事件となった。警察、FBIの迅速な捜査により102時間で犯人逮捕(内1名は死亡)に至っている。

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アメリカ万歳とか、テロに屈しない強いアメリカを描いた映画なのかなと思ったのですが、もう少し規模は小さく、ボストンという街に焦点が絞り込まれている。捜査にあたった警察官トミー・サンダースを演じたマーク・ウォールバーグがボストン出身ですね。若い頃の暴れっぷりは有名ですが、ボストン警察に20~25回逮捕されたと語っている。世話になり過ぎでは‥‥。完全な犯罪者じゃん‥‥。

そんなマークが警官役である。更生したなあ! 地元の人からしてみると、あの悪ガキが出世して帰ってきたぜ、ということでしょうか。その他にもボストン訛りを冗談にするカップルがいたり、ボストンレッドソックスが事件に哀悼の意を表したり、ボストン愛が詰まった映画なんだと思います。アメリカ人だとここら辺の事情がわかるのでしょうが。

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FBI特別捜査官リチャード・デローリエ(ケヴィン・ベーコン)、彼が実際の捜査の指揮をとったにもかかわらず、主役は架空の人物であるトミーなんですよね。ボストンではエリートよりも、暴れ者で威勢の良いマークみたいな人が好かれるのかな。下町における寅さんのような。寅さんとはだいぶ違うけど。実在のデローリエも映画に出てきますが、ケヴィン・ベーコンはそっくり。よくここまで似せましたね。

事件が起きてからの警察・FBIの捜査の速さもすさまじい。倉庫のような巨大スペースに捜査本部を設置し、倉庫内に現場付近の通りを再現する。許可は得ているのだろうけど、現場付近の監視カメラをすべてその場から操作して確認している。携帯電話の情報もすべて入手している。恐ろし。アメリカで犯罪すんのやめとこ。

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対応の速さが機敏で、観ていて気持ちがいい。ま、なぜテロが起きるのか、テロリスト側の事情はどうなのか、アメリカの中東政策はどうなのよという、そもそもの部分についての疑問もありますけど。そこら辺はまた別の映画で、ということで。

エリートたちの先頭に立ち、ボストンの街並みから犯人の足取りを推測していくトミーの姿は、ボストン子たちにはたまらないんじゃないでしょうか。デローリエがトミーの助手みたくなってますけど。トミーが言った監視カメラの場所を部下に指示するだけという。

しかし、テロリストたちがあんなに爆弾をボンボン投げてきているとは思いませんでした。恐ろしいですよ。大変だね、アメリカの警官は。

ボストンの街の雰囲気、ボストン子の気質が濃厚に出ており、楽しめました。


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