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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
16
2019

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

ABOUT TIME / 2013年 / イギリス / 監督:リチャード・カーティス / SF、恋愛 / 123分
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私的なことにタイムスリップを使いた~い!
【あらすじ】
タイムトラベルしてうまいこと人生を送りたい。



【感想】
監督は『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス。

SF映画はどうもテーマが壮大になりがち。それはそれでいいものの、こぢんまりしたものがあってもいい。透明人間になれる『インビジブル』という映画があった。天才科学者が透明人間になれる方法を開発したが、やることは美女の寝室に侵入するだけという‥‥中二か! 天才科学者っていったい‥‥。そういう映画もいいではないか。

国家機密を探るとか、世界平和のためとか、そういう方向に能力を使わないのが偉い。この映画も、女の子と付き合いたいという、そのためだけにタイムトラベルを繰り返すので偉い。私利私欲でゴー! という潔さ。

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ティム・レイク(ドーナル・グリーソン、右)はイギリスのコーンウォールに暮らすごく平凡な青年。21歳になったとき、父から一族の男にはタイムトラベル能力があることを明かされる。その能力を利用して理想の女の子をくどいていきます。

ヒロインはレイチェル・マクアダムス(左)。『きみがぼくを見つけた日』もタイムトラベルをからめた恋愛物語でしたね。好きなのかな、こういうの。

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ティムの父親(ビル・ナイ)がとても良かったですね。この人、渋いんだけど本当にお茶目でねえ。たまらないですよ。親子で卓球をやる姿がとても楽しそうで、観ていて嬉しくなる。

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ティムのタイムトラベル能力は過去にさかのぼれるが未来には行けない。過去に行ったら、そこからまた人生をやり直すんですね。面白かったのが、ティムの子供が生まれる前にタイムトラベルして人生をやり直すと、生まれてきた子供の顔が違うという。妻が浮気をしていたわけではなく、違う精子が卵子に入ることによって別の子供になってしまう。同じ時間、場所で性行為を行わなくてはならない。

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ティムは最終的にはあまりタイムトラベルを使用しなくなる。父親が病気になり、また少年時代に戻るというのはあるけど。そこから何十年もやり直すって‥‥なかなかである。なにげない日常が幸せ、というのは本当にありふれた結論ではあるものの、たしかにそうなのかもしれない。ティムの場合は父親と海岸で遊んだ日だったのだろう。

生きていればテロ、大事故、自然災害などがあると思いますが、ティムはそういった大事件について一切、警告を出す様子もない。悩む様子すらない。100%自分のためだけにタイムトラベルを使うのだった。そういうミクロなタイムトラベルものもあっていいのかもしれない。SFというより恋愛要素が強めの映画でした。面白かったです。ティムのなんとなく垢抜けない様子も微笑ましい。


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