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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
23
2019

ラブライブ!(1期2期)

2013年、2014年 / 日本 / 監督:京極尚彦、原作:矢立肇、公野櫻子 / 学園、音楽 / 全13話×2
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好きなものだけでいいじゃない。アニメ版宝塚。
【あらすじ】
スクールアイドルの人気で生徒数を増やして廃校を防ぎたい。



【感想】
冷やかし半分で観始めて、結局最後まで観るという例の展開であった。最初は誰が誰やらという感じで『ゲーム・オブ・スローンズ』でもそれは同じでしたが、観終わってみるとグループ全員見分けがつくようになっていました。

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高坂穂乃果(CV:新田恵海)が通う音ノ木坂学院は、生徒数減少のために3年後には廃校になると発表された。愛着ある学校を守るため、穂乃果が中心となった9人の生徒たちは学校の宣伝を目的としてスクールアイドルμ's(ミューズ)の活動を始める。

9人の女の子が歌って踊って練習して、あとはだいたい騒いでいる。劇中では、かなりのペースで新曲が発表され続け、振り付けも衣装も考えるのが大変だったのではないかと感心してしまいました。よく動きますし、謎のキラキラ感が伝わってくる。

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『ラブライブ!』の世界ではμ’sの他にもスクールアイドルという学校に所属するアイドルがいて、熱心に活動している。彼女たちのファンもみなかわいらしい女性、取材するレポーター、音声、カメラマンなども女性、学校の先生も女性、男はいないも同然の世界なのだった。まさか、この世界は男が絶滅して単性生殖では‥‥。かろうじて主人公穂乃果の父親が確認できる程度。ただし、顔全部は映らない。男性排除すごい‥‥。

通常、女性アイドルには男性ファンが付くのが当たり前だけどなにせ男がいない。狂信的な男のファンはビジュアル的にきついということかなと思ったのですが、どうもそうではないような気がする。

この世界は、きれいなものだけで構成されている夢の世界なのではないか。宝塚のように。ここでは熱心に練習する純真な少女たちがいて、もうそれだけで十分でしょ、という。キャラクターたちの芝居がかった大袈裟な動き、ときに挟み込まれるミュージカルじみた演技、リアリティのない展開など、まさに好きなものだけを集めたように思える。これを都合が良すぎると捉えるか、好きなものだけでいいじゃんと捉えるかで好き嫌いが分かれるのでは。

しかし、好きなものだけを集めたことが不愉快ということではなく、うまく機能しているように思えた。とくにシーズン2の12話、ラブライブのとりを務めたμ’sたちは観客からアンコールの声援を浴びる。ラブライブはコンテストのはずだけど、μ’sだけが2曲披露(しかも一瞬で着替える)してしまう。そんなことやっていいんかい、という話ですがいいのだ。観ていてとても気持ち良くていい繋ぎが行われている。リアリティの無視の仕方がうまい。ここで1期の「僕らは今のなかで」を持ってくるとは。

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登場人物たちはみな責任感が強く真面目。バイトを連絡なしにばっくれそうな奴とか、万引き癖のある奴などはいないのだった。当たり前か。唯一、性格に歪みを感じる矢澤にこ(CV:徳井青空)も結局いい子という。こう、もうちょっと人を殺してそうな奴を出す気はないのか。キャラはみな素直すぎるようですが、9人それぞれ個性があっていいと思いました。

シーズン2最終話から映画「ラブライブ! The School Idol Movie」へと繋がる。こちらはスクールアイドルの存在意義などについても描かれており、未來の穂乃果を思わせる人物が現在の穂乃果を導くメンターの役割で登場するのも面白い。マイクを忘れていきますが、あのマイクを穂乃果が大人になったときに過去の穂乃果のところに持っていくのかな。

でも、なぜ穂乃果たちがμ'sを続けてはいけないのか、よくわからなかった。好きなら先輩が卒業しても続けりゃいいじゃんと思うのだけど。『笑点』は先代の三遊亭圓楽、桂歌丸も亡くなった。林家こん平の代わりに林家たい平が入り、司会は春風亭昇太が務めている。それが悪いとかじゃなくて、自分の中でずっと変わらないと思っていた『笑点』とは違うものになってしまった。μ’sの存続もそういうことなのかな。なんだかわかんないこと書いてますか。私の中では司会は圓楽で、好楽、小遊三、木久蔵(現・木久扇)、歌丸、楽太郎(現・圓楽)、こん平、山田君が揃って『笑点』なのだ。

思えばアイドルについて考えたことがなかった。アイドルというのは最終目標じゃなくて中継地点のようなものだと思っていた。アイドルになって人気を得て、そこから本格的な歌手になるのか、俳優になるのか、バラエティ番組に出るのか、最終的にはプロ野球選手の嫁があがりという。偏見に満ち満ちている。

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そうではなくて『ラブライブ!』ではスクールアイドルこそが最終形態であり目標として描かれている。そういう考え方もあるのかあ。私のように偏見がある人間こそ観たほうがいいのかもしれない。歌い終わった後、息を切らしていますが、踊りながら歌うって本当はすごく大変ですよね。だから筋トレなども描かれているわけで。そういった努力をして輝くというのは他の部活動アニメとなんら変わらないものかもしれません。

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