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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
31
2019

トレインスポッティング2

T2 Trainspotting / 2017年 / イギリス / 監督:ダニー・ボイル / ドラッグ / 117分
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20年たってもやっぱり馬鹿だった。
【あらすじ】
昔の仲間に会いに行った。



【感想】
前作『トレインスポッティング』から21年。ああ、みんな生きていたんだなあという。とにかくそれに尽きますね。20年たてばいろいろ変わる。人間関係が悪化しているかもしれない。役者を辞めているかもしれないし、刑務所にいるかもしれない。最悪、死んでいることだって有り得る。ところが全員、元気に揃った。それだけで奇跡的に思える。

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麻薬でラリッてるときの独特の表現、絶望から逃れるために麻薬をやってより深い絶望にはまりこむ虚しさ、汚物まみれなのになぜかかっこいい、わけのわからない疾走感、間違いなく前作は時代を牽引しているような映画だった。全員が若かったということも大きい。

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当たり前だけどみんな歳をとりましたね。今作は麻薬は添え物という感じで、4人のドタバタ劇が楽しい。40歳を超えて麻薬にドップリだと、それはあまりにもみじめで救いがない。続編としてはこれで良かったんじゃないかと思いました。軽い気持ちで観られるコメディに仕上がっています。随所に前作と関連した場所、登場人物、演出があります。前作を見直してから観たほうがいいかも。

マーク(ユアン・マクレガー、中)がヴェロニカに語る、人生を選べというメッセージは歳をとったからこそ説得力がましたように思います。麻薬まみれのどれだけひどい環境にいても人生は選べるんだという、ささやか希望を感じる。

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この人、マークが前作でくどいた高校生ですね。

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今回はスパッド(ユエン・ブレムナー)が随所で面白顔をしていて良かった。ベグビーにしょっちゅう脅されてますが、実にいいビビり方をします。

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今回、ベグビー(ロバート・カーライル)絡みでとても好きな場面があります。彼は前作でマークに麻薬の売買代金を持ち逃げされている。それが許せず、ずっとマークを追っかけ回している。ついにマークを追い詰めて、彼を突き飛ばしたときにマークはワイヤーに引っかかって首吊り状態になるんですね。苦しむマークを見て、昔の友情を思い出して助けるかと思いきや、マークの足を引っ張って体重をかけて殺そうとするという。ベグビーなりの優しさなのか。ひと思いにという。笑ってしまった。やっぱ、あんた人でなしだな。20年前となんも変わってない。
 
それぞれ役者として脂が乗っているようで、ああ、みんないいキャリアを積んできたんだなあという感慨。そして前作から21年も経ったことに驚かされる。全然、映画の感想でもないんですけど。

私だけだ‥‥。私だけ、なんにもしないまま歳とってるー! どんどん歳だけとってるー!絶望じゃあ!

ヘロインやってトリップするしかない! 天井に赤ちゃんの幻が見えるまでやり続けるしかない!


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