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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
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2019

トレイン・ミッション

THE COMMUTER / 2018年 / フランス、アメリカ / 監督:ジャウム・コレット=セラ / サスペンス / 105分
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最初っから全員殺しといて。
【あらすじ】
終点までに盗品を持った乗客を見つけたら、賞金10万ドル。



【感想】
『エスター』のジャウム・コレット=セラ監督作品です。『エスター』が面白かったから、それ以降、監督の作品を観続けているわけですが、うーん‥‥、なかなか当たりが来ない。『記憶探偵と鍵のかかった少女』『アンノウン』などはそこそこ面白く、『ロスト・バケーション』は海の映像が美しかった。大外れということもないのだけども、なんだろうなあ。期待値が高すぎるのかな。これは『シックス・センス』を観てから、M・ナイト・シャマラン監督を追いかけているのと同じでは‥‥。第二の『シックス・センス』がまったく来ないという。

今回は、やや外れのほうだと思います。ヨヨヨ‥‥。

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元警官のマイケル・マコーリー(リーアム・ニーソン)は保険のセールスマンとして働いている。職場へはメトロノース鉄道ハドソン線を使って通勤している。マイケルは、通勤客とは顔なじみになっている。アメリカはラッシュの時間帯でもわりと余裕があるんですね。うらやましい。みな、席に座れているし、中にはポーカーを楽しむ乗客も。

冒頭、主人公が何年にもわたり、まったく同じ暮らしをしている様子が巧みに映し出される。この辺りの演出はさすが。夫婦関係が静かに変化していく様子や、閉塞感に満ちた描写が面白いんですよね。夫婦関係も愛情が冷めたというより、結婚当初から比べれば落ち着いたという、恋人が家族に変わったという変化なのかな。

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ある日、マイケルが職場からの帰りの電車に乗ると、ジョアンナ(ヴェラ・ファーミガ)という乗客から話しかけられる。「この電車が終着駅につくまでに、乗客の中に紛れ込んでいる盗品を持っている人物を発見できたら10万ドルを渡す」と謎めいた提案をされる。ちょうどその日、リストラに遭い、息子の大学の授業料に頭を悩ましていたマイケルは怪しげな提案に乗ることに。

ヴェラ・ファーミガって謎めいた女性が好きなのかな。よく見かけるけど、だいたい謎めいている印象。

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なぜマイケルにそんな大金を? 謎の権力者って? なぜこんなことを? という謎は実に魅力的だし、彼を監視する謎の集団も不気味でいいのですが、いかんせん無理がありすぎるような。マイケルが指示に従わないと家族を殺すと脅されたり、罪のない乗客が殺されたり、マイケルの行動は逐一監視されている。だが、ずいぶんと手が込んでいるわりに、肝心のターゲットについては性別や年齢すらわからない。無能なのか有能なのか、はっきりしてほしい。

最終的には、乗客全員を殺そうとするのだけど、いやね、全員殺せるんだったら、最初っからやっときなさいよという。それと、犯人が使っていた独特な言い回しをある人間が口にしたことで実行犯がばれるのだけど、トリックとしては少し安易に思えました。

ジャウム・コレット=セラ監督の作品は提出される謎は魅力的だけど、今一つうまく解決されないような気がする。とりあえず投げるだけ投げてみたぞ、という。ここら辺、シャマランと同じような感じがするのだ。謎の魅力で持っているような。細かいところは気にせずに謎を楽しめばいいのかな。リーアム・ニーソンはあいかわらず困り顔が魅力的でした。


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