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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
19
2019

PRODUCE101 JAPAN(シーズン1)

2019年 / 日本 / リアリティショー、オーディション / 全12話
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時代はとっくに変わっていた。
【あらすじ】
101名の練習生が選抜されてデビューするまで。



【感想】
アイドルデビューを夢見る101人の練習生たちが歌やダンスを審査され、毎週、行われるファンの投票によって勝者と敗者が決定する。最後まで残った11人がアイドルとしてデビュー。今の若い人ってどんな感じなのだろうと観始めましたが、想像以上に面白かったです。

10代後半から20代後半までの練習生たちが切磋琢磨し、練習に明け暮れる。だが、ギラギラしているというよりもお互いに仲が良いんですね。素直にライバルを褒める。みなスタイルが良く、洗練されていて柔和な雰囲気がある。20年前の若者とは大きく変わったように思う。ずいぶん大人っぽくて人格が完成されている印象。昔はもっとアホで血の気が多かった。これは確実に言える。メイクにも抵抗はないし、むしろして当然という感じで驚く。

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・「かわいい」という言葉の変化
なかでももっとも驚いたのは「かわいい」というのが男への褒め言葉として肯定的に使われること。みんな、当たり前のように使います。これは20年前にはなかった。当時、男にかわいいなどと言えば、舐められているということでケンカになりかねなかったし、男が男の頭をポンポンとなでたり、ハグするなども考えられなかった。そもそも私の若い頃にはハグという言葉がなかった。当時はなんだろ、抱擁? とでも言うのか。 外国人にでもなった気分。

10代から20代ともなれば、屈折に屈折を重ね、かなり難しい年頃に思えるのだけど、みんな本当に穏やかなんですよねえ。家族と仲がいい子が多いように見える。実際のところ、わからんけど。100人の男を一ヵ所に集めたら、殴り合いが始まって当然という気がするんだけども。みな、和気藹々としているのだ。

この年齢だと頭の中は女の子のことばかりで当然だけど、まったくいやらしさが表に出ないのもすごい。カメラに映さないだけなのだろうけど。普通は抑えきれないギラギラ感が出ますからねえ。でも、まったくそういうのないんですよねえ。うーむ、おかしい。そんなはずないのに。辞書でいやらしい言葉を引くだけで興奮するのが思春期ではないか。なのに‥‥。あまりこだわると、私が異常者みたいだからもうよす。



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・韓国人への感情
韓国人の練習生たちも複数参加している。現在の日韓関係は、けしていい状態にはない。だが、国同士の事情に流されることなく、彼らはとてもいい関係を築いているように見える。アイドル業界は韓国のほうが進んでいるのか、日本の練習生たちは彼らを尊敬しているように見える。事実、韓国人のほうが総じてパフォーマンスのレベルは高いのだ。

それと言葉の問題もあるとは思うのだけど、韓国人のほうが率直に物を言いますね。遅刻してきた練習生にも、はっきりと注意する。リーダーシップをとることも多い。その率直さと自信に溢れた様子は頼もしく映る。彼らは途中でなんらかの理由で抜けてしまいますが、とても残念でした。



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・華麗なダンスの影にある特訓と成長
今までアイドルが歌って踊るのを観ても何とも思わなかったけれど、その影で彼らがこれほどの練習を重ねていたのかということに感心させられた。当たり前に踊っていますが、誰も彼も最初からうまく踊れるわけではないし、当然、踊りが苦手な子、まったくの素人という子もいる。かなりスポ根の要素も強い構成になっている。

彼らはランク分けされ、チームごとに戦う。上位の子が指名権を持ってチームメンバーを決めることも多い。歌も踊りも上手いドリームチームのようなものもできる。逆に、言い方は悪いけれど残り物チームもできてしまう。面白いのが、チーム同士の対決になったとき、残り物チームが勝利することもあるんですね。この熱い展開には痺れてしまう。先生の一言で道が開けたり、チームメイトの励ましによっても変わっていく。パッとしなかった子がほんの小さなきっかけで輝きを出す。人はふとしたきっかけで、こんなにも変われるんだなと思う。それはきっと良い方にも悪い方にもだろうけど。

先生方も厳しくて熱い人ばかりで良かった。特にボーカルレッスンの菅井先生が熱が入って回が進むことにゲイっぽさが増してくるのが面白かった。菅井先生、いいこと言うんだよなあ。

選抜の残酷さというのはあれど、がんばっている練習生の姿には胸を打たれた。そういえば、チームリーダーになることが多かった川尻蓮君という子は、あまりに人格が完成されすぎていて恐ろしい気がした。他の子は、自分かチームの視点でしかコメントをしないし、それで当たり前だけど、川尻君は練習生全体の視点から物を見ているし視野が広い。こういう人はどんな世界でも成功するのではないか。あの若さで、恐ろしい子! 面白いものを観た。

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