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旧作映画の感想、ネタバレしてます。
29
2020

(r)adius ラディウス

RADIUS / 2017年 / カナダ / 監督:カロリーヌ・ラブレシュ、スティーヴ・レオナール / SF、サスペンス / 93分
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【あらすじ】
近くに寄ると人が死ぬ。



【感想】
設定が面白いサスペンスでした。超能力ものは、もう出尽くしたかなと思っていましたが、それでも工夫のしようはあるもので、こんな設定があったのだなあ。そもそも、出尽くすなんてことないのか。超能力+記憶喪失サスペンスのあわせ技で一本という作品でした。一粒で二度美味しい感じがある。

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原題は「RADIUS」で「半径」の意味。主人公リアム(ディエゴ・クラテンホフ)の半径15メートル以内に入った生き物は原因不明の死を遂げる。リアムに何が起きたかは不明で、彼は一切の記憶を失っていた。

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リアムの記憶喪失当時、ジェーン(中)という女性も一緒にいた。実は彼女も記憶を失っているんですね。そして、ジェーンがそばにいるときだけ、リアムの命を奪う能力は発動しないということがわかってくる。なんじゃ、その設定。リアムはジェーンと一緒にいざるを得ない。

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リアムとジェーンは、ジェーンの夫のところにたどり着く。かわいそうなのが、このジェーンの旦那さんなんですよね。妻のジェーンは行方不明になるし、帰ってきたと思ったら男連れである。

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しかもジェーンはリアムにべったりで、夫のことは憶えてない。挙句の果てに「私はリアムと離れられない」なんて言われる。夫が悲惨すぎる。あんまり悲惨だと笑えてくるのだった。

※以下、ネタバレしています。

実はジェーンの双子の妹は失踪しており、彼女を殺したのはリアムなんですね。彼は殺人鬼だった。彼は、次のターゲットにジェーンを狙っており、そこで宇宙からの不思議な光線のようなものを浴びて変な能力を手に入れてしまうという。だが、記憶は失っている。リアムとジェーンはお互いに記憶喪失になっている間、助け合って逃げ回っており、そこで信頼関係が芽生えている。

これは、リーアム・ニーソンの『アンノウン』でも似た話があった。だが少し疑問がある。殺人鬼が記憶を失って、その間は普通に行動し、殺人鬼としての記憶が戻ったときは再び殺人鬼として振る舞うのだろうか。それとも「いい人状態」が継続して、いい人になってしまうのだろうかという。この映画では、ちゃっかりいい人になっているのですが。『アンノウン』でもそうなんですよね。

実際のところどうなのだろう。こればかりはねえ、なってみないとなんとも言えないところがある。私も一度は試してみたいものの、まず記憶喪失にならねばならないし、その前に殺人鬼にならないといけない。いろいろハードルが高い。リアムの不思議な殺人能力については、宇宙からの謎の力ということで明かされないので、まあそれはそれでという感じでした。ちょっと変わったサスペンスで面白かったですよ。


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