13
2012

映画「コーラス」

・コーラス
2004 / フランス / 監督:クリストフ・バラティエ / 人間ドラマ

完成された映画っていうのは感想を書きづらいですね。「良かったです」としか言いようがない。メチャクチャな映画なら、あそこがどうだとかここがどうだとか言えるんですけど。悪口を言いたい。

【あらすじ】
1949年頃のフランス。孤児や問題児を集めた「池の底」と呼ばれる寄宿舎に、マチュー(ジェラール・ジュニョ)という音楽教師が赴任してくる。彼は問題ばかり起こす生徒達に合唱を教え始める。

【感想】 ネタバレなしです。
子どもの元気がねえ、すごくいいんですよねえ。ワンパクというか。本当にエネルギーの塊で、こういう映画を観るたびに教師ってのは大変な職業だと思います。生徒がこんなに暴れていたら、わたしなら気絶する。赴任した日に退職する。

赴任早々に生徒から「ハゲ」とからかわれるマチュー先生。かわいそうに。ヨヨヨ。

この「why?」みたいなポーズも、もっともである。というか、全然別のシーンなんですけども。これは、合唱の指揮のシーンでした。

生徒達から人気があるマチューと対照的なのが校長(フランソワ・ベルレアン)、トップの写真の左に写っている人です。まあ、とにかく厳しいんです。なにかというと生徒を反省室に閉じ込めたり、体罰を加えることもある。

もう子どもを信用できなくなっている。ただ、ここに出てくる子どもはずる賢くもある。生徒を無条件に信じることはできるはずもなく、マチューのように粘り強く接するのも大変で、だから強権的な態度になってしまうのかもしれない。そうすると生徒達もさらに不信感を強めてしまうという、よくない連鎖が起こっている。

マチューの合唱指導により、しだいに心を開いていく生徒達。写真のモランジュ(ジャン=バティスト・モニエ)は声が本当にきれい。サン・マルク少年少女合唱団のソリストだそうです。

この映画、一人音痴の少年が出てきます。その子には歌わせず、譜面を持たせる役をさせます。そこがちょっと笑ってしまった。実際に得意不得意はあるから仕方ないんだけども。こういうのを日本でやったら怒られそうな気もする。平等に扱えとかで。

ラストシーン、ネタバレしない程度に触れますが、最後のあれはマチューはなんで全部拾わなかったのでしょう。そこだけが疑問。合唱も楽しめるし、教師も生徒もいきいきしてて良かった。お薦めです。


 
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