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2012

映画「ツイステッド」

・ツイステッド
2004年 / アメリカ・ドイツ / 監督:フィリップ・カウフマン / サスペンス

【あらすじ】
自分と寝た男が次々に死んでいく。連続猟奇殺人に巻き込まれたサンフランシスコ市警の女性捜査官ジェシカ(アシュレイ・ジャッド)。しかし、事件の起こった時刻の記憶が彼女には一切なかった。

【感想】 ネタバレしてます。
主人公ジェシカの性格がですね、ちょっとあんまりじゃないかと思うんです。幼少の頃、父親が母親を殺して死亡するという悲惨な事件があり、その心の傷をずっと引きずって生きています。そのトラウマから抜け出せずアルコールとセックスへの依存から抜け出せません。

アルコールとセックスへの依存がどの程度重症なのかはほとんど描かれていません。それが彼女の行動にまったく共感できない原因かもしれない。なんだか責任感のかけらも無い人に見えるんですね。責任感もなけりゃ反省の色もない。「反省の色って、なに色なんすかー?」って言ってた。

毎晩バーで男を漁るのはいいんです。それは自由だから。男と寝た後に、彼女は帰宅してお酒飲んで記憶を失います。で、次の日にその男が死んでます。そんでまあ殺人課に配属されたてっていうのもあるんだけど、被害者と自分の関係を他の刑事に隠す。そりゃ、まずい。あと、朝寝坊するのね。酒、飲んでるから。配属されたての新人なのに。

で、夜は夜でまた違う男と寝ます。酒飲んで記憶失う。男、死亡。そんで寝坊。同僚に電話で起こされます。すごいのが、こういうときに謝らないのである。これ、アメリカ人の特性なのだろうか。いや、もうほんとクビになりまっせと思った。

こうなると、自分がストーキングされていて、そのせいで殺人が起きていると考えるのが自然だと思う。犯人に監視されている危険もあるし、男と寝るのはしばらく控えて、酒も控えようとしそうである。ところがジェシカは、またすぐに寝るんですね。で、男死亡、記憶なくす、寝坊のパターン。例のパターン。

もうね、バカなの?バカでしょ!コラー!ってなる。これでエリート捜査官とか、アメリカ死んだわーと思った。毎回記憶なくすってのも、酒に薬入れられていることに早く気づいてほしい。観客は全員気づいているのではないか。なんだかいろいろつらいのです。

それとも依存が強すぎて、やめようという選択肢すら浮かばないほどの重症なのだろうか。そういう苦しさみたいなのはほとんど出ないんですよね。子どもの頃の思い出の箱を開けるシーンで過去の事件へのトラウマは表現できているかもしれない。でも、禁酒の苦しみみたいなのは表現されていない。そもそも禁酒する気ないんだよ、この人。時間になったから「飲むかー!グビグビ‥‥うめー!(気絶)」みたいな感じなんですね。それが本当の重症かもしれないのだけど。

アシュレイ・ジャッド、サミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシアと、そこそこいいキャストが揃ってるんだけどなんとも不思議な出来の作品。

・映画に出てくる謎の武器「ヤワラスティック」
犯人と勘違いした男の顔をボコボコに殴るジェシカだったが、そんときに使う武器に「ヤワラスティック」なるものがあります。「ニホンニツタワル、デントウテキナブキデース!」みたいな説明をする。ウソつけ、変なイメージつくからやめてと思ったのだけど、どうやら琉球空手の武器が元らしいですね。
窪田孝行という人が考えた護身用具「クボタン」(ゆるキャラみたい)がアメリカで広まったようですが、クボタンは商品名であり「ヤワラスティック」とか「ジュードースティック」などとも言われるらしいです。

使い方は簡単。真ん中を握って、尖った部分で相手をボコボコにします。ひどい。

ボコボコにされた男というのは過去に一度ジェシカと寝てます。一回寝たらジェシカはもう相手のことがどうでもよくなって、無視してたら家で待ち伏せされたという。で、ボコボコにした。どうも半分はジェシカが原因作っているのではないか。ラストも、なんだかなーという終わり方でしたね。しかしサミュエル・L・ジャクソンて、ほんと仕事選ばんよね。


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