04
2012

映画「君に読む物語」

君に読む物語
2004年 / アメリカ / 監督:ニック・カサヴェテス / ラブロマンス

【あらすじ】
1940年、アメリカ南部シーブルックを舞台にしたノアとアリーのひと夏の恋。やがて再会する二人。

【感想】ネタばれしてません。
王道のラブストーリーだと思います。とにかく恋愛物が観たいという人にお薦めです。身分違いの恋ということで、周囲からはあまり祝福されないという、まさに王道中の王道。

「ラースと、その彼女」で、オタクっぽい青年を演じていたライアン・ゴズリングでしたが、この映画ではみごとなイケメン様になっておる。

あの頃は、ダッチワイフを「彼女です!」と自慢げに紹介する変人だったのに‥‥。なんだか遠くへ行ってしまったようでさみしい。こんな爽やかなイケメン様に‥‥。

ダッチワイフは直訳すると「オランダ人の妻」ですけど、そろそろオランダ人が怒ってきてもおかしくないと思う。ダッチワイフではなく、今はリアルドールというみたいですね。ダッチワイフ事情はどうでもいい。

で、そんな主人公ノア(ライアン・ゴズリング)ですが、一目惚れしたアリー(レイチェル・マクアダムス)を強引にデートに誘います。他の男とデートしてる最中に。

実際やったらケンカになるよ。しかも、観覧車で「デートしてくれなかったら、飛び降りて死ぬ!」みたいなことを言う。困った人だよ。

そんな困ったちゃんにつきまとわれつつも、満更でもない様子のアリー。でも、こんなに熱心に好きだ好きだ言われたら、ぐらっときちゃうなーと思いました。わたし、オッサンですが。腐りかかってるオッサンですが。

で、そんなこんなで燃え上がる二人。しかし、そこには経済力の差という壁が。恋に障害はつきものですが、障害として出てくる二人がいい。

ノアの好敵手として現れるのが、ロン(ジェームズ・マースデン)。この人は「運命のボタン」で見かけました。なんだかトンデモ映画だったな、アレ‥‥。

この映画では、ルックス、財力、性格、三拍子揃った好敵手として登場してます。プロレスでたとえるとNOAHの塩崎豪選手のような。たとえるとわけわからなくなる。プロレスたとえは、やめとこ。

アリーの母親アン(ジョアン・アレン)。ノアとアリーの経済力の差から、二人の交際に反対する。

この二人はいわゆる悪役として配置されている。いい作品の条件は、悪役に信念や哲学があることだと思う。悪役がつまらない人間だということがわかって、ヒロインがノアの元に走るということだってあるとは思うのだけど、それはやはり面白くない。

悪役も主人公もどちらもいい人間で、それでもどちらか選ばなければならない。そこに燃えるのである。わたしが。だから、悪役こそ良い人間であっておくれと切に願います。この母親にしろライバルにしろその条件を満たしている。

すてきなラブストーリーだと思います。思わず目頭が熱くなるシーンもありました。あと、笑えるシーンも。製作側は笑えるシーンとして作ったのではないのかもしれないけど。二人の交際をヒロインの両親に反対されるシーンがあります。そこで、激情したヒロインが「ノアは、教養もないし、お金もないし、頭も悪いけど、わたしはあの人が好き!」みたいなことを言う。母親も「あの人はいい人だと思うけど、クズよ!」と言い返す。アンタら、悪口いいすぎやで、と思いました。

隣の部屋で本人が頭かかえてへこんでた。あのシーンは笑った。

これほど王道の恋愛物も珍しいと思うし、とても楽しめました。ヒロインも愛らしくていいですね。お薦めです。


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Tag:恋愛

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