25
2012

映画「ウォッチメン」

ウォッチメン
Watchmen / 2009年 / アメリカ / 監督:ザック・スナイダー / アクション


ねじれはじめたヒーロー物。半分ぐらいは悪いやつ。
【あらすじ】
ヒーローたちが暗殺されているので調査を始めました。



【感想】
アメコミといえば、バットマンやスパイダーマンが悪いやつらを懲らしめるという単純なイメージしか持ってなかったんですよ。だが、そういった世界は終わりを告げたのです。ヨヨヨ‥‥。

悪いやつをドーン!って殴って、また来週!とはいかない。強くて正しいという従来のヒーロー像から、弱いけどもがんばる「キック・アス」「ディフェンドー」「スーパー!」などの凡人ヒーロー物への分岐が見られる。その分岐のもう一方が、悪いヒーロー物である「ウォッチメン」である。はたして、悪かったらヒーローになるのだろうか。よくわからんけど。

「ウォッチメン」のヒーローは精神的にも肉体的にも完璧な超人というわけではない。力は強いが、そこらへんにいそうな人間として描かれている。時の政権に協力して民衆を弾圧したり、戦争に加担したり、正義とは程遠いこともする。

アメリカの近代史をからめてヒーローが描かれている。ジョン・F・ケネディ暗殺、ウォーターゲート事件、キューバ危機、月面着陸、ベトナム戦争、こういった事件の背後にヒーローの活躍があったことが示唆されている。うーん、悪いことばかりしとる。も、もしや、ヒーローではないのでは‥‥。

「勝利のキス」
この写真は第二次大戦終結を祝う人々をとらえた有名な写真ですが、この映画ではキスをしている水兵がヒーローに差し替えられています。

知っている人はニヤリとするカットがそこかしこに入っている。ウォーターゲート事件でニクソンが辞任してなかったりとか。そういった細部も凝っていたがメインテーマも興味深い。少数の犠牲の上に多数の幸福を成り立たせることは是か非かという。

正しいだけのヒーロー物に飽きた人にはいいかもしれません。90年代までに作られたバットマンなどは、それこそ本当に単純なヒーロー物だった。そこからスパイダーマンなどのデートでも観られるような作品も出始め、ウォッチメンのような、ちょっとねじれた構造を持つ作品も出ている。今後、ヒーロー物はどこへ行くのだろうか。

あんまりウォッチメンについて書いてなかった。ロールシャッハが良かったね!お薦めです。急に雑になった。



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Tag:SF アクション

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