23
2013

シックス・デイ

2000年 / アメリカ / 監督:ロジャー・スポティスウッド / SF
【あらすじ】
 いつの間にか、自分のクローンが作られてました。

【感想】
 「シックス・デイ」という数字付きのタイトルですが、数字を付けられると観たんだか観てないんだか怪しくなる。いっぱい似たようなタイトルあるんで。「シックスデイズセブンナイツ」とか「9デイズ」とか。疑いつつ観ましたが初見でした。記憶に自信がない。おじいちゃんなので。

シュワちゃんの作品は久しぶり。2000年の作品ということで、やはりちょっと古い感じはするんですよね。銃撃戦で人体の一部が弾けとんだりするけど、あまり残酷さがなくて良い。これぐらいだとありがたいです。

クローンを題材にした近未来SF。仕事を終えて帰ってきたら、家の中には自分そっくりの男がいた。慌てて家の中に入ろうとした主人公のアダム(アーノルド・シュルツェネッガー)だが、そこを怪しい二人組に襲撃され逃亡する。なぜ自分のクローンが作られたのか、クローンを作った連中は何者なのか、あとクローンが自分の妻とイチャついてるのでプンスカする。アイツめー!って、でも、あれは俺なのかなあ‥‥、誰に怒っていいのかわからーん!てなる。かわいい。


この世界のクローンは日焼けサロン並みのお手軽さ。まず一番上の画像にあるちょっと面白い機械で、オリジナルから記憶を抜き出します。この抜き出された記憶「シンコード」というものをクローン人間の元に入れて出来上がり。二時間ほどでオリジナルの記憶を持ったクローンができる。

で、クローン人間は法律上禁止されているのだけど隠れて使っている人たちがいる。その秘密を知ってしまったためにアダムは狙われます。


これは悪者チームの皆さん。彼らはクローン人間である。みな命知らずで「俺が死んでも、また新しいの作ってもらえばいいんだから」とばかりに、シュワちゃんに向かってくる。しかし、クローンたちの気持ちが良くわからない。

シンコードという引き継げる記憶があるから、それを注入すればいくらでもお手軽にクローンを作れるのはわかる。でも、自分が死んでしまえば意識が途切れて終わりである。それはクローンとて同じなのだ。新しく作ったクローンは、オリジナルの記憶は引き継いでいるけど厳密には他人のように思える。そのクローンの意識は自分の意識ではないから、死んでしまえば考えたり感じたりできない。なんであんなに命知らずになれるのかがわからない。この考え方は記憶と意識を別の物として扱っているが、間違いなのだろうか。

なんのかんのあって、クローンビジネスをやっている悪の経営者にたどり着くシュワちゃん。悪役に向かって「人が死ぬのは神の意思だ」みたいなことをいう。それを受けて、悪の経営者も「人を作ったのが神ならば、人が科学を駆使してクローンを作るのも神の意思ではないか」と返す。これは説得力のある主張に聞こえる。正しいとは思わないが。

で、シュワちゃんは「やかましいんじゃ! ドリャー!」とばかりに悪の経営者をぶっ飛ばして拳で回答という。あれ、ちゃんと答えてませんけども。自然保護などでもこの考え方はありますね。自然を保護するというけど、人間自体も自然に含まれるのだから、人間の破壊行為も自然に包含されるのではないかというものです。理屈はわかるが、やはり正しいとは思わない。

 ※ここから先、ラストに触れています。
シュワちゃんとシュワちゃんのクローンが協力して悪の経営者を倒したものの、どっちか死ぬと思ったら両方生き残るんですよね。そこに驚いた。シュワちゃんの家族のほうはクローンで増やしているわけではないので一つしかない。

これはどうなるんだろー、とヤキモキしてると、クローンは旅に出てしまった。「これは俺の家族じゃない」とかいって。

近くに住んで一日おきに入れ替わるとかでもいいと思うんだけど。仕事も半分こで、週休3日制の実現じゃーい!って楽しそうだなあ。保険も税金も一人分でいいんでしょ。うーん‥‥、アリだな! いっそ家族の方もクローンで増やしてはどうだ。


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