10
2013

ラバー

ラバー
RUBBER / 2010年 / フランス、アンゴラ / 監督:カンタン・デュピュー / コメディ、ホラー


タイヤちゃん(凶暴)の冒険。
【あらすじ】
砂漠に捨てられていた古タイヤが意識を持ち、手あたり次第に襲っていく。あと、女好き。タイヤのくせに。



【感想】
冒頭、警官が「すばらしい映画には理由がない」と語りだす。映画「E.T.」の宇宙人が茶色なのだって理由はない。この映画のタイヤが突然意識を持ち、人を殺すことにも理由がない。そして、理由がないことが名作の条件なので、この映画も理由がないから名作だよね! という無茶な論理を展開してくる。

でも、作ってる側の「そんなわけないよねー。わかってる、エヘヘ、冗談冗談」という態度も垣間見えるのだ。なにこの面倒くささ。フランスならではのひねった感じで映画は始まる。

タイヤちゃんが砂漠の中で目覚めて起き上がり、いろんなものを理由なく壊していく様子は面白かった。ペットボトルを踏みつけ、ビール瓶を踏みつける。ビール瓶が割れないとなると、怒りで体をプルプル震わせてビール瓶を破裂させる。そう! タイヤちゃんは超能力が使えるのです!

これが見せ場のすべてかなあ‥‥。怒る!→プルプルする→破裂。この繰り返しだ。そういう映画です。文句ある奴は破裂させるぞ!



あと、なぜか女好き。お姉さんの入浴シーンを覗いたり、プールに入っているところを眺めたり。目、見えるのかな?

モーテルのテレビでカーレースを観ているタイヤちゃん。これが楽しめるかどうかで、この映画を観られるかどうかが決まるのではないか。タイヤがタイヤたちの活躍を観ている。何を思うのだ、タイヤちゃん。自分もレースに出るんだと夢を膨らませているのか、タイヤ(仲間たち)の酷使に怒っているのか、よくわかんないですけど。タイヤギャグがわからんと、この作品はつらい。

すごくたくさんの作品を観て「もう、ふつうの作品は飽きた」という人はいいかも。たまの休みで「よーし!今日は久しぶりに映画観ちゃうぞー! 楽しみだー!」ってテンションで観ると、窓から「ドリャー!」ってDVDを投げかねない。期待して観るのは危険。気持ちに余裕のあるときに観たい。



予告編を観て驚いたのだけど「僕の名前はロバート」など、いきなりタイヤが一人語りをしている。お、おまえ、本編で名前なんか言ってないやんけ。しかも「特技は殺人!」て。直球すぎるだろ。「特技は殺人!」って言ってみたいなあ。あれか、声に出して言いたい日本語ってこれのことか。

淡々としていますが短めなので退屈しないで観られました。ちょっと風変わりな映画に興味のある方、是非かわいい殺人タイヤちゃんを愛でてください。ストーリーは特にない。タイヤちゃんがプルプルしてバーン! な映画ですよ。

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2 Comments

しゅん  

No title

や、どうも遅くなってすみません。

ラバーはツタヤの棚の下のほうにひっそりと置かれていたので借りてみたのですが、うーん、どうなんでしょうか。でも、ふつうの作品てそんなに印象に残らないので、こういう変なやつのほうが記憶には残りますよね。面白いかどうかは知らんけど。

ムカデ人間2は、1とだいたい同じかなあと思いまして。ちょっと痛々しいシーンもあったので、観てませんでした。どうしよう。しかし、バカ映画なので観たいというのはあります。

「のぼうの城」良かったんですか。本を買ってそのままにしてあるので、本読み終わったら観てみたいと思います。

2013/05/15 (Wed) 13:44 | EDIT | REPLY |   

黒犬  

No title

10時休憩からこんにちは。

博士はいったい、こういう「誰も知らなそうな作品」をどうやって見つけてくるのでしょう(笑)
今度レンタルで見つけたら借りてみたいと思います。
ところでずーっと謝ろうと思っていたことが1つございまして。
依然「ムカデ人間2は見ちゃダメよ」とコメントで書きましたが、これは内政干渉でした。申し訳ない。
「博士はグロに弱い」と何故か思い込んでいたので警鐘のつもりもあったのですが、1作目はご覧になっていたのですね。であれば問題ないかと。寧ろ今は博士の感想が見てみたくてたまりません(笑)
そうそう、『のぼうの城』面白かったですよ~我が家はDVD買ってしまいました。

2013/05/13 (Mon) 10:03 | EDIT | REPLY |   

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