05
2013

映画「アンノウン」

Unknown / 2011年 / アメリカ、ドイツ / 監督:ジャウム・コレット=セラ / サスペンス

嫁がかまってくれません‥‥。
【あらすじ】
事故ったショックで自分が誰だかわからなくなりました。嫁が冷たいので泣きそうです、オヨヨ‥‥。


【感想】
リーアム・ニーソンが好きなので、出演作品はなるべく手に取るようにしています。この作品、謎めいていて良かったですねー。途中まで‥‥。すごくスリリングで良かったんだよなあ! 途中まで‥‥。

アメリカの植物学者マーティン・ハリス(リーアム・ニーソン、右)は学会出席のため、ドイツのベルリンに妻(ジャニュアリー・ジョーンズ、左)を伴ってやってくる。美人の奥さんや! 奥さんというか、娘でも通るんじゃないでしょうかね。

「うちの嫁ちゃんキレイやろ!」と、ご機嫌のリーアム・ニーソンであったが、ホテルにチェックイン直前、忘れ物に気づいて一人で空港に戻る。ところが乗ったタクシーが事故で川に転落。病院に運ばれ四日間の昏睡状態に陥る。目覚めた後は、記憶を失って自分の名前すら思い出せない。

しかし、なぜか嫁は探しに来ず、苦労して探し出しても無視される。しかも、自分の名前を名乗る男があらわれて嫁とイチャイチャしています。誰だよ、アイツー! わしの嫁ちゃんと! 頭にきて暴れるリーアムだが、みんなからニセモノ扱いされて落ち込みます。自分が誰だかよくわからない‥‥。



自分の存在を証明するには、学会で一緒になるはずだった教授(右)に証明してもらえばいいことに気づく。するとなぜか嫁といちゃついてい自分のニセモノ(エイダン・クイン、中)も教授の元におります。キサマ、なぜここに! おまえ、誰だよー!

教授とは面識がなく、電話で喋っただけである。そうだ! 教授、あのとき電話で二人の娘さんがいるとか‥‥、えーと、名前が、たしか‥‥、ちょっと思いだせんけど、こういうこと二人だけで電話で喋ったよね! これは教授と僕しか知らないことのはず。どうだニセモノめ、まいったか! はっはっは!

リーアムさんは得意げにまくしたてるんですけど、真ん中のニセモノも二人しか知らないことを言ってきて最後にはリーアムとハモって同じことを怒鳴りあっている。三人で顔を見合わせてしまうところがおかしかった。

記憶喪失ものは「自分と相手しか知らないこと」を話すことで、自分が誰か証明するという方法がありますが、この映画はその逃げ道を巧みにふさいでいる。



困ったリーアムは、人探しのプロというエルンスト・ユルゲン(ブルーノ・ガンツ)のところに行く。旧東ドイツ秘密警察シュタージにいたが、今は探偵みたいなことをやっている。この人は神秘的な雰囲気で良かったです。いいおじいちゃんだなあ。

謎が魅力的でしたのでサスペンス好きの方はいかがでしょうか。監督は「エスター」のジャウム・コレット=セラです。

※以降、ネタバレしてます。失われた記憶が何か書いています。



失われた記憶というのは、実は自分は暗殺組織に属する暗殺者で、妻(偽装)も暗殺者。学会に入り込んで教授を殺す計画だった。そして自分に何かあったときのため、予備(ニセモノとなった人)も用意されていた。学者なのにケンカも強いし、車の運転もうまいというのも納得できた。この伏線の回収は見事ですね。

ここまではいいとして、記憶が戻ったリーアムは暗殺や会場の爆破を止めようとする。急に善人になってしまった。記憶喪失前は暗殺者としてやってきたのに、突如、守る側に方向転換することってあるのだろうか。この暗殺組織には少なくとも15年前から所属している。急に思想信条って変わるものだろうか。

記憶喪失中に出会った新しい恋人に「今まではともかく、これからの行動が大事よ」と言われ「そうか! 俺、暗殺とめる。爆破もとめる」ってなるからなあ。180度、営業方針が変わった。いいのか、そんなに簡単で。むしろ、この新しい恋人を殺してしまうんじゃないかと心配になったが、そんなことはないのだった。

暗殺者の記憶が戻ったら、暗殺を実行してしまいそうだけども。ただ、かつての味方からも付け狙われて居場所がなくなっているからかもしれない。だが、味方に記憶が戻ったことを告げれば、また組織に受け入れてもらえるような気もするのだけど。さんざん暴力ふるったから駄目でしょうか。

この作品は記憶が戻ったあとはすんなり善人になってしまう。戻ったあとに再び暗殺者として生きていくのか、暗殺を否定する人間として生きていくのかという葛藤がない。それがあればより面白かったように思います。リーアム好きの方は是非是非。



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2 Comments

しゅん  

No title

リーアム・ニーソン、ファンが多いですねー。菊池さんもお好きなんですね。

カーチェイスのシーンも良かったですし、96時間のときにも見せたキレのある殺陣も良かったですね。もうちょっと長く暴れてもらっても良かったですけど。

ウィキペディアを見たら、今年還暦なんですね、これは2011年の作品だから58歳ぐらいであの殺陣をやってるとは‥‥。

2013/06/09 (Sun) 11:20 | EDIT | REPLY |   

菊池  

No title

リーアム・ニーソン好きの僕はこのアンノウンを映画館まで言って観てきました。
主人公と一緒にモヤモヤする感じは楽しかったですね。
たしかに後半は無理やり畳み掛けた感が否めないですが、
やっとリーアムのキレのある殺陣が見れた!とおもって個人的にはスッキリした記憶がありますw

2013/06/05 (Wed) 12:05 | EDIT | REPLY |   

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