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2013

映画「孫文の義士団」

孫文の義士団
十月圍城 / 2009年 / 中国 / 監督:テディ・チャン / アクション


死亡フラグ立ちまくり。生き残るのは誰だ!
【あらすじ】
偉い人たちが会議をするので、時間稼ぎのために盾になるよ。

【感想】
いやあ、実にいい映画でしたね。わかりやすくていいんです。敵と味方がはっきりしているのもいいし「ゴチャゴチャ言わずに右端からぶっ飛ばせばいいんだよ!」というわかりやすさ。ステキ!

舞台は清朝末期の香港。西太后に牛耳られた王朝は腐敗しきっていた。日本に潜伏していた孫文は王朝を打倒すべく、武装蜂起の密談をするため香港へと向かった。孫文が密談をする時間を稼ぐために結成された義士団のメンバーががんばるわけですよ。

孫文がやってくる数日前から映画は始まります。クライマックスに向けて徐々に盛り上がってくる様子がいい。国を救おうとする仲間が集い、来たる日に向けて準備をしていく。

左の写真は、反乱軍のアジトを奇襲する西太后の刺客です。天井から忍者みたいに一斉に降りてきます。派手ですねー。実に楽しくていい。上からみんなで塩酸みたいのを撒きながら降りてきます。この映画、悪役の登場の仕方が面白いんですよ。使っている武器もそれぞれ面白い。

右の写真は、アスー(ニコラス・ツェー)。革命の中心になる商人の車引きに雇われています。旦那様や坊ちゃんは革命を起こすのに頭がいっぱいなんですが、アスーは学がないから革命がなんなのか、みんながなんのために戦っているのかわからない。でも、旦那様と坊ちゃんの敵は俺の敵だー!ってんで、がんばります。いい人。

アスーには、三年前から思いを寄せている写真館の娘がいる。でも、彼には両親がおらず向こうの親に挨拶をすることができない。だから、旦那様に付き添いを恐る恐る頼むのだった。すると、旦那様は快く引き受けて、そのまま写真館へと向かう。そこで結婚の話をまとめてしまうのだった。仕事できるわー、旦那様。

喜びを爆発させるアスー。さっそく彼女と海辺でデートをし「俺は明日、君に結婚を申し込む!」って、張り切っているのだった。明日、孫文が来ますけど。アスーの死亡フラグが立ちまくっている。と、とにかく本人が喜んでるからいいじゃないか!

こちらはギャンブル狂の警官シェン・チョンヤン(ドニー・イェン)。ギャンブルが好きすぎて、奥さんから愛想をつかされて離婚。しかし、いまだに奥さんが忘れられません。ちょっとしたストーカーである。元奥さんから頼まれて、なんだかんだで革命勢力に味方することに。

この人の対戦相手がものすごくいいんですよね。商店街で追いかけっこをして戦うのも楽しいんですけど、出てくる相手がさあ、人ごみの向こうからやってくるんだけど、一般人をぶっ飛ばしながら登場するんですよ。もう笑ってしまった。「邪魔だ、邪魔だー!」って、ボッコボコに民間人を殴ったり、放り投げたりしながらねえ。無茶な人だよ。

この人は、その無茶な人の上司。悪役と一目でわかる悪そうなお顔立ち。これもまた無茶だし強いしで面白い。鉄扇を持った人も良かったなあ。死にそうでなかなか死なない。刺されまくって「やーらーれーたー」ってなるんだけど、しばらくすると「まだまだぁ!」と立ち上がる。それを三度ほど繰り返してようやく死にます。最終的には「まだ死なんのか‥‥」って気分になる。

死ぬときにスローモーションになったり、何年から何年まで生きたみたいなのが出るんですけども、一々大袈裟でそれもまた面白かった。涙を誘う演出なのかもしれないけど、かなりくどい気がする。出てくるキャラにそれぞれ見せ場があるし、アクションもかっこいい。盛り上げ方もいいし、娯楽時代劇としてとても楽しめました。

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