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2013

ザ・レッジ -12時の死刑台-

The Ledge / 2011年 / アメリカ / 監督:マシュー・チャップマン / 恋愛、サスペンス / 101分
わたしも正しい、あなたも正しい、正しいのはどっち?
【あらすじ】
飛び降りをしようとしている男が、不倫相手との恋を語り出します。のんびり語ってる場合でもない。  



【感想】
ホテルで支配人を務めるギャビン(チャーリー・ハナム 下の写真左)の元に、美しい人妻シェーナ(リブ・タイラー 下の写真右)が部下としてやってくる。偶然住まいが同じマンションだったことから、ギャビンはシェーナに食事に招かれる。シェーナの夫で厳格なキリスト教原理主義者のジョー(パトリック・ウィルソン)と、神を信じないギャビンは宗教について激しい議論を繰り広げる。ご飯食べに来ただけなのに面倒な‥‥。

同僚として働くうちにシェーナとギャビンは恋に落ちてしまう。


テーマがよくわからない作品だった。原理主義はいけないよということだろうか。ギャビンのルームメイトはゲイである。ジョーは、キリスト教によればゲイは罪であるから悔い改めるようにいう。ルームメイトを否定されたギャビンはキレてしまう。ギャビン自身はゲイではない。原理主義者の一方的主張というのはどうも押しつけがましくて辟易する。ギャビンはギャビンで神を激しく否定し、気持ちはわかるのだけどそれもとげとげしく映る。

ギャビンは二年前に交通事故で娘を亡くしている。娘の死が神への信仰を捨てさせたのかもしれない。しかし、いくら神の存在の根拠がないとはいえ、信仰を持つ者をやたらに批難する姿勢にも疑問を抱いてしまう。ギャビンの主張自体は間違ってはいないように見える。だが、自分の主張に正当性があると考えても、強硬に主張を押し付けることはやってはならない。ギャビンのやっていることも無宗教の原理主義に見える。自分が正しいと主張し続けるなら、相手も正しさを主張し続ける。歩み寄ることはないだろう。

 

こちらは夫のジョーさん。俺は信仰のためなら自殺できるぜー、余裕だぜーと自慢。あかん人だわ。キリスト教は自殺禁止だけどそこんとこ原理主義的に大丈夫か。

で、このちょっと危ないジョーは、鋭い感によってギャビンと妻の浮気を突き止める。バカなのに無駄に勘が鋭い。ギャビンに「おまえが12時までに時計台から飛び降りないと、妻を殺す!」と脅迫。盛り上がってまいりました!

ここからトップの時計台の写真に戻るんですけど。飛び降りようとするギャビンさんがシェーナとどうやって親しくなったとか、飛び降りを説得する刑事に語るわけである。で、自分が12時までに飛び降りないと監禁されたシェーナが殺されるっていうのを、12時5分前まで刑事にいわないんですよ。なぜギリギリまでいわないか。そういう大事なことは最初にいって! のんびり、馴れ初めを語っている場合ではない。アホである。

案の定、時間が足りない。ここでギャビンさんがのんびりしていたのは脚本上の都合なのだろう。でも、ちょっとどうなんだと思う。犯人はすぐ捕まるところにいたし‥‥。

あと、シェーナを演じたリブ・タイラーが脱ぎます。監禁されているところでも、口にギャグボールのような物をはめられて、脱がされている。リブ・タイラーファンの方にはいいのかもしれない。ギャグボールとは穴の開いたエロいゴルフボールのようなものです。ギャグボールについてはどうでもいいか。

ようは「原理主義はよくない。主義主張はともかく家族は大切に」ということなのかな。ギャビンさんが、すぐに「奥さんが監禁されてる」って刑事に伝えていれば、この悲劇は起きなかったでしょう。2時間ものんびり馴れ初め語ってるからさあ! バカ!
 
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