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2014

映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語」

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語
2013年 / 日本 / 総監督:新房 昭之、監督:宮本幸裕 / ダークファンタジー

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真実を追い求めることで不幸になったとしても。
【あらすじ】
ほむらちゃんが、やっぱりジタバタします。苦労人よのう‥‥。


【感想】
テレビ版「魔法少女まどか☆マギカ」の続編になる作品です。テレビ版を観ていないと、まったくわからないので注意が必要。

テレビ版は12話で視聴が大変ですので、[前編]始まりの物語と[後編]永遠の物語を観ても大丈夫です。そこから、この[新編]叛逆の物語に繋がります。とはいえ、前後編で4時間、新編で2時間で6時間かー。なかなかの大作ですね。


テレビ版は、アニメ好きの知り合いがいたことで、その人の家で見せてもらうことができた。そうじゃないと、正直この絵をおっさんが借りるのはつらいところがあるのです。逮捕もありうる。買うって手もあるけどな!
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あえて、かわいい絵を配しておいての裏切りが効果的で、見た目とは裏腹に硬派なダークファンタジーになっております。薦めてもらって本当に良かったですね。

テレビ版で完結して、あれ以上続けようがないと思ったところから物語は続いていく。今回は暁美ほむら(中)が主人公。
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チームを組んで、いつものようにナイトメア退治をし、お茶会をして、弁当を食べて、楽しー楽しーと言い合っていたのだが、そこに何か違和感を感じるところから物語が始まる。信じていた世界がまやかしだったとしたら、誰がこの世界を操っているのか。5分前までキャッキャウフフで楽しんでたのに、突然怖くなるんですよ。急に虫をひっくり返して裏側の脚を見せられるような不気味さ。誰が魔女かを探す場面はミステリー小説のよう。

魔女の世界を表す劇団イヌカレーの絵はあいかわらずすごいですね。かわいさと不気味さが見事に同居している。劇団イヌカレーて名前もすごいけど。

もし世界が目を背けたくなるほど、いびつな構造をしていたらどうするか。その秘密を知るのは自分だけで、自分さえ口を閉ざしていれば周りの人間は幸せに暮らせるとしたら。ほむらが作り出した世界は幸せに保たれている。ただ、その幸せは、ほむらの犠牲の上に成り立っている。ほむらはまどかだけの幸せを願っているが、まどかは一瞬その世界の真実に気づきそうになる。

気づけば、まどかは魔法少女の救済をするのでまた不幸になるだろう。真実を知って不幸になることと、虚構の上に成り立つ幸せ、どちらが重要かは難しい。ただ、まどかの使命が魔法少女の救済とすると、救われるべき対象にはほむらも含まれるはずだ。ラストで月をすっぱりと切ったような半月が映る。納得して選んだとはいえ、満たされないほむらの心を表しているようにも見える。ほむらのいびつとも言える愛、真のハッピーエンドは続編にゆだねられるのだろうか。

テレビ版に比べると解釈は幾通りもあって、終わり方はすっきりしない。でも、ああでもない、こうでもないと言うのも、また映画の楽しみの一つですね。

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