28
2014

映画「サイド・エフェクト」

サイド・エフェクト
Side Effects / 2013年 / アメリカ / 監督:スティーヴン・ソダーバーグ / ミステリー

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一本で二度おいしい!
【あらすじ】
鬱病の患者に新薬を処方したら、人を刺してしまいました。


【感想】
薬やドラッグが出てくる映画は、夢か現実かわからない世界をさまよって「これって本当に起きたことなのだろうか」という終わり方をするものがある。どちらとも取れる曖昧な終わり方も良いのですが、この作品のようにきっちりした終わり方も良いですね。

良いミステリーの条件の一つは、登場人物と観客が同じ手がかりを提供されていることだと思う。この映画には、そういった公平性がありました。実に良く練られたシナリオと公平性、ミステリーファンのための作品である。あと、主演のエミリー(ルーニー・マーラ)もかわいらしくて魅力的。
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夫(チャニング・テイタム)がインサイダー取引で逮捕され、鬱病を再発させてしまったエミリー。薬で意識が朦朧としている瞳の感じ、気だるげな表情。場面によって猫の目のように、いろんな顔に変わるのがすごい。
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上下の写真は同じエミリー。下はパーティーなのでキリッとしてがんばっている。髪形が違うこともあり、ほとんど別人に見える。ある場面ではとてもかわいらしく、また違う場面では色っぽかったり、やつれていたり、演じ分けている。
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どことなくマッチ棒に似ているジュード・ロウ。エミリーを受け持つ精神科医バンクスを演じる。新薬を患者に使うと製薬会社からお金がもらえるということで、エミリーに新薬を使用します。アメリカってこういうシステムがあるのかなあ。エミリーは、それまでの抗鬱薬があまり効かず、新薬の処方を望んでいるし、バンクスは新薬を処方することでお金がもらえるしで、僕たちウィンウィンだね!

喜んでいたら、薬の副作用でエミリーが夫を刺しちゃいました。ガッデーム!あれー、僕、ひょっとして訴えられちゃうのかなー?ということですごく焦ります。焦るジュード・ロウの顔が面白い。

精神科医のバンクスは別に悪い人でもないし、そこら辺によくいる人なのだ。それがスルスルと事件に巻き込まれていって、いつの間にかとんでもない深みにいることに気づく怖さ。この映画は一本で二本分のアイディアが入っている。というのも、前半はエミリー、後半はバンクスと主人公が移動している。前半で終わりにしても一本の映画として成立すると思いますが、後半部分は前半部分を裏側から観るような楽しみ方ができる。一本で二本分楽しめます。
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キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(右)も精神科医役で出ております。スティーヴン・ソダーバーグ監督はこの作品を最後に引退するそうですが実に惜しい。まだ撮り続けてほしい。引退してもかまわない監督は、他に山ほどいるのに。では、今からその監督を挙げていきます。なぜわざわざケンカを売るような真似を。

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