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2014

4 FOUR

FOUR / 2011年 / イギリス / 監督:ジョン・ラングリッジ / サスペンス
名称未設定-7 
「観る者すべてがダマされる!!」ほ、ほんとだ!お金返して! 
【あらすじ】
妻が浮気をしているので、間男をさらっていじめることにしました。



【感想】
良い映画を観ると、誰かに伝えたくなります。で、逆のものを観たときにも、やっぱりそうなるのでした。登場人物の行動が支離滅裂であるよ。

中央で腕を組んで仁王立ちしている女性、この人はケン・ローチ監督「この自由な世界で」で主演を務めたカーストン・ウェアリング。その左にいる奥の男性がマーティン・コムストン。この人も同監督の「SWEET SIXTEEN」で主演している。二人とも名匠ケン・ローチ作品(いずれも名作)で主演をしながら、なぜこのわけのわからない作品に。あれだな、家族を人質にとられたとか、そういうやつでしょ!

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この作品の主役、浮気された夫(クレイグ・コンウェイ)。この人、ちょっとバカなんですよね。バカはまだ許せるとして、バカの上に器が小さいという、もっとも主役にしちゃいけない感じの人なのだった。なぜ主役に。

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で、左が探偵(ショーン・パートウィー)。顔が面白い。面白顔の人はいいですね。夫から頼まれて妻の浮気相手(マーティン・コムストン)をさらってくる。探偵が映画の話をするのですが、夫とまったく会話がかみ合わない。この映画でもっとも面白いのはこの部分でしょうか。あとは滅茶苦茶。

シチュエーションスリラーというと、主人公の頭が良いか犯人の頭が良いか、はたまた両方とも賢くて、その頭脳の攻防が見所になる。この映画は、全員バカという。マジか。世の中、それでいいのか。

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思い通りにいかなくて、叫んじゃってる夫。しかし、叫びたいのはこの映画を時間とお金を使って観たわたしだ。

※以下、完全にネタバレしてます。
夫が探偵に依頼して誘拐してきた間男は別人。で、そうとも知らず間男をボコボコに殴る夫ですが、ふつう会話してたら別人てわかりそうなものだけど。そんで探偵が「さらってくるのは間男だけでいいのか? 誰が支配者か奥さんにわからせる必要があるんじゃないのか?」などと夫を誘う。

夫は、ちょっと頭が足りんので「それもそうだ。妻もさらってくれ」とすぐに同意する。すると探偵は「そんなこともあろうかと、もうさらってあります! サービスなので無料です!」と、すでに妻を誘拐しているのだった。おまえ、頭おかしいだろ。アフターケアすごい。

名称未設定-6

袋をかぶせられた妻に尋問する夫。ところが会話がまったくかみ合わない。袋を取ってみると妻とは別人である。おまえ、誰?ってなりますね。女も女で、おまえこそ誰だよってなる。

そんでですね、ここからがひどいのだけど、この女性(カーストン・ウェアリング)は「探偵の妻」だった。探偵の妻が浮気しており、さきほどボコボコにした間男はこの妻と浮気をしていたのだ。主人公の奥さんは出てきません。あと、主人公はまったくこの三人と関係なかったという。な、なんじゃそりゃー! ってなりますよ。いったい、この探偵は何がしたかったのか。

夫には「奥さんと話すときには声を変えて話せ」とか「袋を取るな」とか言うけど、会話もかみ合わないし、声を変えて話しても、すぐにバレるだろう。案の定、バレた。探偵は夫に「袋を取るなって言っただろう!」と言いますが、えーと、なに、おまえバカなの?

間男をボコボコに殴っていることから、夫に間男を殺させるつもりだったのではないか。そんで奥さんのほうは怖がらせて改心させたかったのではないかと思う。計画がズブズブすぎて何が何だかわからない。

かつてこれほど杜撰な犯行計画があっただろうか。

探偵は夫と間男を両方とも殺すつもりだったのだろうか。いっさい説明はないのだった。盛大にぶん投げたな。もっとも悲惨な被害者と思われるボコボコにされた間男ですが「俺の兄貴はシリアルキラーだ! おまえら全員、兄貴に頼んで殺してやる!」とキレ出す怒涛の展開。

ちょっとビビる三人だったが、女が間男を鉄パイプで殴って殺して解決。驚いて固まる夫と探偵。女は、鉄パイプを夫と探偵に渡して「おまえらが殺したことにするから」って、えっ、そんな強引な。そんな話が通るのだろうか、というかこの話は映画として成立しているのでしょうか。してない。

キャッチコピーの「観る者すべてがダマされる!!」は本当だった。

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