03
2015

映画「デッド・インパクト 処刑捜査」

デッド・インパクト 処刑捜査
Deadly Impact / 2010年 / アメリカ / 監督: ロバート・カーツマン / サスペンス

名称未設定-1
お金がない!
【あらすじ】
伝説の爆弾魔“ライオン”とFBI捜査官トムの攻防。


【感想】
「デッド・インパクト」という邦題はいいとして、そこに「処刑捜査」と付いてしまうとB級っぽさがすごい。筋肉ムキムキの男たちが、自分の正義感にはずれたものを勝手に処刑していく、「法が裁けぬのなら俺が裁く! 悪に人権なし! これが処刑捜査じゃあい!」というイメージで観たのですが全然そんなんじゃなかった。筋肉も出ない。処刑はしない。FBIなので。

邦題が作品の期待値を大幅に下げたので、期待との差で面白かったんですよね。特にプロローグが緊張感に溢れ、引き込まれました。どうなるんだどうなるんだ? と期待していると、デデーンと「デッド・インパクト 処刑捜査」ってタイトルが大きく出るんですね。これがまあちょっとげんなりくる。やはり、邦題はもう少しがんばってほしかった。
名称未設定-4
FBI捜査官トム(ショーン・パトリック・フラナリー)。捜査会議中だが、机に座ってしまう男。アメリカ人のこういうとこ気になるわー。仕事はできる人である。

名称未設定-3
爆弾魔ライオン(ジョー・パントリアーノ)。変装したり、爆弾しかけたり、脅迫したり、大活躍である。とても優秀な犯人で、主人公の思考を先へ先へと読んでくるのが面白い。犯人を映しすぎるからか、今一つカリスマ性がない気もした。小太りでお腹が出ているからかな。序盤にうっかり捕まりそうになるし。

爆弾犯ということで何回か爆破シーンがある。ただ、お金がないせいか、大爆発の場面なのに遠くから花火がポンと上がるような感じだったり、爆破現場の惨状、逃げ惑う群衆も迫力不足だった。予算や時間がないのを工夫して撮るのも映画の醍醐味かと思いますが、やはりお金がなさすぎるのもちょっと辛いかも。思う存分、ライオンさんに爆破させたげて!

でもストーリーはテンポが良くて面白かったですね。
名称未設定-5
がんばって変装するライオンさん(左)と、都合よくだまされるFBI捜査官(右)。

ライオンが仕掛けた盗聴器を見つけるくだりがよくわからなかった。警察署内で盛り上がり、唐突にセックスを始めた主人公と同僚捜査官。署内で仕事中にいきなり始めるのもなんですが、している間に体勢が低くなり、机の裏側に貼り付けられた盗聴器を見つける。刑事の勘や、優れた観察力ではなく、抑えられなかった性欲によって手掛かりを得るという。君たち、それでいいのかと問いたい。

で、その一部始終を盗聴しているライオンさんだが「俺、真面目に爆弾仕掛けたいのに、なんでこんなの聴いてんだろ‥‥」と呆れ顔になっているのが面白かった。ライオンさん、がんばって! 夢をあきらめないで! 

オープニングの緊張感も良く、エンディングは予想外で楽しめました。あまり期待せずに観るといいかも。
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment