28
2015

映画「ジャンゴ 繋がれざる者」

ジャンゴ 繋がれざる者
Django Unchained / 2012年 / アメリカ / 監督:クエンティン・タランティーノ / 西部劇

名称未設定-1
悪いヤツは悲惨な死に方をしてほしい。
【あらすじ】
賞金稼ぎのシュルツは、賞金首の情報を得るために奴隷のジャンゴを仲間にする。ジャンゴは賞金を貯めて、妻を買い戻そうとする。



【感想】
映画は人間と同じで、どこか一箇所でもいい所があればいい、と思って観ている。でも、それは自分を納得させるために諦めている感じもする。ガッカリしないため「そんなに面白い映画なんてないよね」という。そんなときに言い訳を必要としない問答無用に面白い映画が観られると嬉しくなりますね。ワクワクするし、映画ってすごいなあとあらためて思わせてくれる。これはそんな映画だよ!

名称未設定-5

賞金稼ぎシュルツ(クリストフ・ヴァルツ、左)。どんなピンチになっても、肩をすくめて「やれやれ」というすっとぼけた感じ。奴隷制について反対しながらも口にすることはない。思ったことを言わない人というのはいいなあ。逆に奴隷を買いにきたフリをしたりして。どこまでもとぼけた人だよ。

ジャンゴ(ジェイミー・フォックス、右)も良かったなあ。奴隷を買いつけに来た冷酷な黒人のフリがはまっている。シュルツとの別れの場面は特に良いですね。

名称未設定-4

珍しくも悪役を演じるディカプリオ。やっぱりタランティーノ映画だから悪役でも出たのだろうか。悪そうなお顔! 最高です。

名称未設定-2

黒人でありながら、黒人の敵となる執事スティーヴン(サミュエル・L・ジャクソン)。タランティーノ映画の常連で、今回も重要な役どころ。太ったので最初は誰かわからなかった。雇い主キャンディと二人きりになったときだけに見せるラスボス感はさすが。いやあ、化けますねえ。

悪が権力を握り続け、悲しいけれどこれ現実なのよねーなどという物分りの良さはいっさいない。卑劣なヤツには悲惨な死をという、どこまでも勧善懲悪の気持ち良い物語。クリストフ・ヴァルツの「腹が立ったんで、つい撃っちゃった」みたいな顔は最高です。「おとなのケンカ」や「イングロリアス・バスターズ」では陰湿なイメージがあったクリストフ・ヴァルツですが、今回の賞金稼ぎ役は一番のはまり役に思えました。

160分を超える長い作品ですが、長さはまったく感じない。シリアスになりすぎず、悪役もけっこうとぼけてていいんですよね。覆面での襲撃場面のグダグダさ加減とか。笑いどころも多い。いい役者も集まって、脚本も良くて、タランティーノは映画の神様にえこひいきされてますね。今回は、太っちょになって出演して派手に爆死。

元になった「続 荒野の用心棒(DJANGO)」を観てると、もっと楽しめたのでしょうが、観てなくても十二分に楽しめました。後味の良い映画。お薦めです。

スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment