28
2015

映画「メトロマニラ 世界で最も危険な街」

メトロマニラ 世界で最も危険な街
Metro Manila / 2013年 / イギリス、フィリピン / 監督:ショーン・エリス / サスペンス

名称未設定-2
主人公が武井壮に似ている。
【あらすじ】
農業で食べられなくなったので巨大都市マニラに出てきました。でも、都会は悪い人ばっかりだよ!


【感想】
名称未設定-6

田畑は豊かに緑をたたえているものの、来年蒔く種すら買えない。豊かな緑と曇天の対照も見事ですね。オスカー(ジェイク・マカパガル)は妻と子供を連れ、田舎からフィリピンの首都マニラに出ます。フィリピンの農民はまだ貧しいのだろうか。日本は、第二次大戦後の農地改革が成功し農民は豊かになったが、フィリピンは改革が失敗したというのを読んだことがある。

名称未設定-8

主人公のオスカー(右)、この人がねえ、本当に武井壮に似てるんですよねえ。動いているところを見ると本当にそっくりである。兄弟ではないか。あまりに似ているので、たびたび「それにしても似ているな」と思ってしまい、うまく映画に入りこめない。それぐらい似ている。

名称未設定-3

貧困の格差がテーマの一つになっている。

名称未設定-7

日本の貧困とはレベルが違う感じなのだ。子供を医者に行かせられなかったり、住居はボロボロのスラムだし、今日食べるご飯がない。あまりにも貧しい。外務省のページを見ると、ここ数年のフィリピンの失業率は7%台で推移しているが、とてもそんなふうには見えない。

仕方がないので奥さんはストリップバーのような所で働く。無表情で白人の上にまたがるところは、なんとも言えないものがある。

名称未設定-10

人生はお金ではないというのは、最低限の生活はできている人間の言葉でしかないのだろう。お金によって、不幸の多くは防ぐことができるわけだし。

オスカーは目端が利くほうで、仕事募集をしている人間にうまいこと取り入って仕事をもらう。でも、一日働いた給料がパンとペットボトル一本なのだった。ちょっとー、とんだブラック企業ですよ。全体的にこんな感じなのかしら。

名称未設定-5

なんだかんだで警備会社に入社したオスカー。ちゃんと給料が出る安定した職場です。ただしマニラで一番危険らしいが。先輩ができる人で、いろいろ親切にしてもらう。家(先輩の愛人が住んでいた)まで用意してもらう。先輩! 一生ついていきます! となるオスカーさんだった。

名称未設定-4

で、その頼りがいがある先輩。オスカーに親切にするものの、それはある計画をオスカーに手伝わせるためであり、断ることができないよう外堀を埋める作業だったのだ。ひ、ひどいよ、先輩!

名称未設定-9

これはフィリピンの現金輸送車です。日本はライトバンですけども、ずいぶんごつい。犯罪者は拳銃じゃなくてM16などのアサルトライフルで攻めてくる。もう戦争である。

ミステリーを観るときにオチが読めるか読めないかでだいぶ評価が分かれると思います。わたしは、オチが読めなかったので楽しめました。バカで良かった!

この映画は、犯罪者との対決というより貧困との対決なんですよね。いかにも悪い奴が悪い事をやるということでもなくて、正しい行いをしていた人間も貧しさゆえに犯罪者になってしまうことがあるという。フィリピンが舞台の映画というのも珍しく、楽しめました。

一箇所だけ脚本に無理がある気がする。現金輸送車に積まれた箱ですが、あれほど厳密に警護をしているのだから、箱に発信器が付いてそうなのだけど。そこを除けばとても良かった。なにせ武井壮がいいのだ。

スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment