23
2015

映画「ディフェンドー 闇の仕事人」

ディフェンドー 闇の仕事人
Defendor / 2009年 / カナダ、アメリカ、イギリス / 監督:ピーター・ステッビングス / ドラマ、コメディ

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手作り感溢れる凡人ヒーロー!
【あらすじ】
悪が許せないので「ディフェンドー」という自作のヒーローに変身して悪者退治。でも、けっこういろんなところに迷惑かけてます。



【感想】
アメコミ人気が上がってきて一段落し「キック・アス」「スーパー!」そしてこの「ディフェンドー」などの、普通の人が活躍する凡人ヒーロー物が出てまいりました。

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もうねえ、主人公アーサー・ポピントン(ウディ・ハレルソン)が全然かっこうよくないんですよね。明石家さんまのブラックデビルを思い出した。30代以下の人には、何が何やらでしょうが。全身黒ずくめで、どう見ても悪者。そしてコスチュームの溢れる手作り感。胸にディフェンドーのDの文字を防水テープらしきものでペタペタ貼ったり。うーん、雑!

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アーサーの周りの人が親切で、上司のポール(マイケル・ケリー、右)や、その家族が彼のことを気にかけてくれる。映画が進んでいくと、主人公がちょっと変わっていることがわかる。知的障害があるんですね。悪と対峙するのに、バットマンやアイアンマンのように頭脳、力、お金があるというならわかる。そうではない人がやるとなると、これはもう損得考えたらできないですよね。凡人ヒーロー物というのは、どこか主人公がぶっ飛んでないと成立しないのかもしれない。

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完全に不審者であるディフェンドーさん。飼育している蜂をビンに詰めて投げつけたり、パチンコで戦ったり、手作り感溢れる戦い方。愛車に向って「ライト点灯!」などと叫ぶが、音声認識して作動するわけでもなく、自分でスイッチを入れます。これは小学生がよくやるやつではないか。大丈夫か、ディフェンドー。当然、大丈夫ではないのだった。けっこうボコボコにされます。

ディフェンドーが助けたキャット(カット・デニングス、左)とは友情で結ばれる。キャットは売春婦なので、お礼に抱かせてやるとか平気で言うのですが、ディフェンドーは断る。正義感なのか、童貞ゆえの臆病さなのか、よくわからない。ちょっと困惑するディフェンドーさんが面白い。

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やられてもやられても立ち向かっていくディフェンドーは、無様さが突き抜けてかっこうよくなってくるんですね。でも、脚本の良い所はディフェンドーの行動を100%肯定してはいないこと。彼の暴走のせいで、悪の組織で潜入捜査をしていた刑事が殺されてしまう。そのことをディフェンドーは知らない。知的障害があるからといって変に美化しないというバランスの良さは重要だと思います。また、潜入捜査をしていた刑事の気遣いが、皮肉にもディフェンドーに災いをもたらしてしまうというのも良かった。

最後は甘い終わり方ですが、それでも勧善懲悪の時代劇のような感じで楽しめました。ヒーロー物ですがアクションはほとんどなくドラマに重点が置かれてる。ジャケットがいかにもB級という感じなのですが、他のヒーロー物に負けないできだと思います。見た目、完全に不審者だからグッズとか売れなさそうだけど、がんばるディフェンドーさんの活躍を見逃すな!

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