18
2015

映画「ヘンゼル&グレーテル」

ヘンゼル&グレーテル
Hansel & Gretel:Witch Hunters / 2013年 / ドイツ、アメリカ / 監督:トミー・ウィルコラ / アクション、ファンタジー

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清々しい翳りなき暴力。
【あらすじ】
魔女は悪いやつらなので、ヘンゼルとグレーテルがぶっ飛ばすよ~。
ヘンゼルとグレーテルって、こんなだっけ?


【感想】
グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」をハリウッドが暴力的にリメイクした作品。たいへんよろしいんじゃないでしょうか。

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舞台はドイツのはずですが、全員英語喋ってますね。悪い魔女の仕業かな。ヘンゼルは英語読みだと「ハンセル」と発音するんですね。ハンセル、ハンセルって言ってるから、誰かと思ったよ。

そんで、ドイツの森に巣食う魔女をヘンゼル(ジェレミー・レナー、右)とグレーテル(ジェマ・アータートン、左)の兄弟が、ばったばったとなぎ倒す。少年漫画のようなわかりやすさがいい。草葉の陰で作者のグリム兄弟も喜んでいるでしょう。怒ってるかもしれんけど。

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魔女の皆さん。上の魔女はモデルのファムケ・ヤンセン。もう50歳なんですねえ。それでこの美貌とは、まさしく魔女。ぶっ飛ばしていいということになります。

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魔女を演じている役者の動きがとてもいいんですよね。体は細いのに力強さを感じさせて、動きに説得力がある。これはプロレスにもっとも大事な要素だと思います。あんまり銃は使わなくて、殴り合いがメインです。パンチも、腕を振り回して相手を殴るロシアンフックみたいな打ち方をする。これ、監督がプロレス好きなんじゃないでしょうか。

ヘンゼルが魔女を拷問してメリケンサックで殴ったり、吊るした魔女のボディにひたすらパンチを打ち込んだりと、およそ正義の味方とは思えないことをやるのですが、それが何か笑えてしまう。ここが重要なのだと思います。

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魔女にひどいことをするヘンゼルさん。

暴力を楽しむには二つの要素がいる。一つは陰惨さがないことで、見ていて思わず眉をしかめてしまうものは苦手なのだ。この映画はそれがない。あえてリアリティを欠けさせることによって、純粋にプロレス的なものを楽しめる。

もう一つは、敵が完全な悪であること。悪者にも家族がいてとか、子供を食べさせるためとか、理由があるとどうしても楽しめなくなってしまう。この映画は、魔女は完全な悪であり、暴力に陰惨さはない。

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とにかく観ていて純粋に楽しいんですね。こんな変な動きをするとか、ホウキに乗った魔女のスピード感とか、組み立て式の銃だとか。何も考えないで楽しめます。

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