05
2015

スノーピアサー

Snowpiercer / 2013年 / 韓国、チェコ、アメリカ、フランス / 監督:ポン・ジュノ / SF
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電車バカ一代。
【あらすじ】
電車の先頭に行きたい。



【感想】
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2031年。地球温暖化を防ぐため世界中に散布された薬品CW-7。予想以上の効果により、地球は一気に氷河期に突入してしまった。

うっかりにも程があるだろオイと言いたくなりますが、なってしまったものはしようがない。世界の人口は激減、わずかに生き残った人々は永久エンジンによって走り続ける列車「スノーピアサー」に乗り込む。なぜ、世界中を列車で走り続けるのか、燃料や資源はどうするのか、定住したら駄目なのか、レールや車両のメンテナンスはどうするのか、などは一切無視だ! とにかく電車に乗れ! 細かい指摘をするヤツは置いていく。

スノーピアサーの中は先頭車両に乗る富裕層が支配し、後部車両に乗る貧困層は奴隷同然の扱いを受けていた。後部車両に住むカーティス(クリス・エヴァンス、中)は反乱を企て、仲間と共に先頭車両を目指す。

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漫画かゲームにありそうな設定だと思っていたら、原作は「Le Transperceneige」という漫画なんですね。後部車両から先頭車両を目指し、1ステージずつクリアしていくゲームのよう。

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このわかりやすい感じの悪役の人がいいですね。韓国映画はシリアスな中にもユーモアを入れてきますが、このおっさんがおっさんに甘える気持ち悪い感じがまた絶妙。どこに需要が‥‥。

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反乱を起こした人間に対する拷問がちょっと変わっていた。拷問に定評のある韓国映画だからか、それともこの場面は原作にあるのでしょうか。電車の外に腕を出させて、腕が凍りついたところをハンマーでバーンと砕くという。うーん、斬新!

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富裕層の大統領メイスン(ティルダ・スウィントン)。もう、この人のコミカルな悪役っぷりが最高でしたね。ティルダ・スウィントンはふだんは端正で知的な印象ですが、嫌味な支配者をノリノリで演じてました。特に歯ぐきの感じが良かったですね。

Tilda_Swinton_at_the_Deauville_Film_Festival.jpg

元はこんな人です。化けましたね。

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富裕層車両に移った反乱者ご一行。はしゃぐ富裕層(特にメイスン)と、貧困層の人々の「なんだこれ‥‥」みたいな表情の対比がいい。富裕層車両は、学校の教室があったり、クラブがあったり、プールがあったり、エステがあったりと充実。

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こちらは富裕層教室の先生。スノーピアサーの心臓部「永久エンジン」を讃えるいかれたダンスがたまらんですねえ。

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富裕層車両には寿司バーもある。黒人の板前が腕を振るいます。なぜかみんな寿司バーで一息入れていますね。そんな中、後部車両の人々は食糧不足で、昆虫(ゴキブリ?)みたいなのを固めて作ったゼリーを食べているという‥‥。寿司食ってる場合か! ちゃんと革命して!

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そんで車両を進んでいくと、斧を持ってお出迎えする怖い人たちも。

車両ごとにまったく違う雰囲気なのが面白い。展開もスムーズで飽きませんでした。ただ、最後の敵ウィルフォード(エド・ハリス)のやりたいことがよくわからんのよね‥‥。世界が終わりかけたとき「ノアの方舟」によって世界が救われるというのは聖書ですが、あれは洪水が起こるから船の意味があった。しかしですよ、なぜ電車なのだろうか。ウィルフォードが電車が大好き! というのは説明されていたけれど。まあ、いいか。変な人いっぱい出て楽しいから。


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