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2015

大空港

AIRPORT / 1970年 / アメリカ / 監督:ジョージ・シートン / サスペンス
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空港で働く人、タダ乗りする人、爆弾を仕掛ける人。
【あらすじ】
空港の一日。


【感想】
のちにシリーズ化されたエアポートシリーズと呼ばれる4作品の1作目。シリーズ化される価値があるということは、だいたい1作目か2作目は面白いものと相場が決まっている。わたしはこれを、シリーズ化される価値があるということは、だいたい1作目か2作目は面白いものと相場が決まっている法則と呼びたい。

気が済んだか? ということでね、「大空港」なのですよ。この作品をどうやって知ったかというと、数字のつく映画を調べたことがあって、1から1000ぐらいまで調べただろうか。若い番号は苦労しないのだけど、70番台などは欠番になることが多い。そのときに「エアポート’75」「エアポート’77」「エアポート’80」などのエアポートシリーズにおおいに助けられた。欠番になると気分が悪い。そういった経緯で、エアポートシリーズの元祖がこの「大空港」であることを知るに至った。みなさんにもたまには無駄な遊びをお奨めしたい。本当にあの遊びは面倒だったなあ。ほとほとうんざりした。

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「大空港」はリンカーン国際空港(オヘア国際空港がモデル)で働く人々の群像劇である。ミステリーの要素より、群像劇としての見せ方が強いように思う。登場人物一人一人に時間が割かれ、丁寧に描かれている。空港長のベイカースフェルド(バート・ランカスター)をはじめ、できる男たち、女たちが集まってるぞお。楽しい。

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腕に自信のあるプロフェッショナルが何人もでてきて、みな粛々と自分の役目を果たす様子がいいんですよね。アメリカ人なので、粛々ではなくやかましいんだけども。やることはやるよ、という。右の整備士のジョー・パトローニ(ジョージ・ケネディ)も、口は悪いが腕は確か。相手が空港長でも機長でも、ずけずけ物を言う。ああ、たまらん!

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そんで、無賃搭乗犯のおばあちゃんエイダ・クォンセット(ヘレン・ヘイズ、中)が良かったですね。まったく卑屈ではなくて、堂々とみずからの無賃搭乗の手口について開示する。品があってかわいらしい。キセルなんですけども。常習なんですけども。反省はまったくない。

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空港長とたびたび衝突する機長ヴァーノン・デマレスト(ディーン・マーティン、左)。客室乗務員で、機長の不倫相手グエン・メイフェン(ジャクリン・ヴィセット)。グエンはとても魅力的ですね。この二人も、やはりプロフェッショナルなのだ。

空港長のベイカースフェルド、機長のヴァーノン、主要な登場人物4人が不倫しているという。仕事ができる人間は魅力的ですからね。設定におおらかさを感じる。古い映画なので、実機ではなく明らかに航空機の模型だとわかるところもありますが、それでも魅力的な登場人物に引っ張られ楽しめました。エイダおばあちゃんと空港長のやりとりが特に良かったなあ。

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