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2015

画皮 あやかしの恋

画皮 / 2008年 / シンガポール、中国、香港 / 監督:ゴードン・チャン / 恋愛、ファンタジー
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負けず嫌いな妖魔ちゃんがきれい!
【あらすじ】
妖魔と人間(妻)が夫をとりあう。


【感想】
中国、清の時代の怪談話「聊斎志異(りょうさいしい)」の中の一編を題材に映画化。秦から漢にかけての時代、王生将軍(チェン・クン)は、合戦の最中に盗賊に捕らわれていた若く美しい女を救い出す。

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救い出された小唯(ジョウ・シュン)は身寄りがなかったため、王生の屋敷で暮らすことになる。だが、小唯が屋敷に来てから、都では心臓を奪われて殺される殺人事件が頻発する。彼女は妖魔だったのだ。

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ちょっと永作博美にも似ている小唯ですが、この映画は女優を色っぽく撮りますね。頼りない背中や肩の薄さが色っぽいのだろうか。脆さや儚さが手伝って色気が増している。欧米人の健康的な美しさとは、また違う魅力がある。それと夜景や街並みもとても美しく撮られている。中国の建物、服装が好きな人にも是非お薦めしたい。

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ドニー・イェン目当てに観出したのですが、この映画はお話が本当によくできていました。うーん、ドニーさんが今一つ活躍せんぞ。序盤の山賊との戦いは派手ですけども。アクションはちょっと少なめかな。

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王生の妻である佩蓉(ヴィッキー・チャオ、右)は、身寄りのない小唯を妹のように扱い、甲斐甲斐しく世話をする。

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だが、やがて彼女が怪事件の原因となっている妖魔であることに気づく。佩蓉は、夫に小唯が妖魔であることを告げるが信じてもらえない。このもどかしさ。夫は、妻がなぜ小唯を陥れるようなことを言うのか理解できない。小唯への嫉妬ではないかと疑う。小唯は小唯で、王生を誘惑するが、王生は妻を愛しているので簡単にはなびかない。

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小唯は「妾(めかけ)でもかまわない」と言うのだけど、王生は首を縦に振らない。えー、こんなかわいい子が妾でもいいって言ってんのにー? マジっすか。これで行かないって逆に引くわー。王生とか、ほんと引くわー。あまりの王生の堅さに、わたしはチャラくなった。でも、王生の潔癖さというのも、作品の魅力になっていますね。

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一つ屋根の下に暮らす、危ういバランスの上に成り立っている三角関係が面白いのです。

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小唯は最初は興味本位で人間界にやってきたような感じがする。妻の佩蓉を殺して妻の座を奪うことは簡単だが、王生への愛情を自力で勝ち取ろうとするところも面白い。負けず嫌いなんですよ。佩蓉と王生の互いの愛情の強さを見せつけられ、話が思わぬ方向に転がっていく。まさかの展開に、惹きこまれました。ただ悪い妖魔を殺して終わりというのではなく、先はどうなっちゃうんだろうという期待感で物語が観られる。少し目頭が熱くなる場面もあり、良かったですね。

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ドニー・イェンはそれほど活躍しないんですよね。密かに佩蓉を思っており、佩蓉の依頼で小唯を調べる。誰も小唯が妖魔と疑ってなくても、好きな佩蓉が言うんだから俺は佩蓉を信じる! と男気爆発のドニーさんである。でも、降魔師のお姉ちゃん(大塚寧々似)に「あいつ、本当に妖魔なんだよね? 間違いないよね?」と確認する様子が面白かった。

どちらかというとアクションより恋愛に主題が置かれていますがとても楽しめました。恋愛物が好きな方は是非是非、そうでない方にもお薦めです。しかし、一番かわいそうなのってずっと無視され続けていたトカゲ男かもしれん。トカゲ男さん、がんばって心臓集めてたのになー。



2015年11月1日~2015年11月30日の間、Gyao!で無料配信しています。
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