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2015

ザ・コール 緊急通報指令室

THE CALL / 2013年 / アメリカ / 監督:ブラッド・アンダーソン / スリラー
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【あらすじ】
警察の緊急通報指令室に勤めています。ストレスがすごいです。 


【感想】
トランクに閉じ込められた被害者の救出劇ですが、同じような作品に「ブレーキ」や「リミット」などがある。シチュエーション・スリラーは当たり外れが激しいのですが、これはとても面白かったです。

911(日本でいう110番)に掛けたときに繋がる緊急通報指令室(通称、蜂の巣)の様子は映画にはよく出てくる。ただし、それはオペレーターの音声のみの場合が多く、どういうふうに働いているかなど詳しいことはわからない。この映画は何度も現場に通って取材したというだけあって、内部の描写がとても細かい。これ見ると、絶対に110でいたずらしてはいけないというのがわかる。

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突如、車のトランクに押し込められ拉致されたケイシー(アビゲイル・ブレスリン)は、トランクの中から911へ通報する。

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オペレーターのジョーダン(ハル・ベリー)はなんとかケイシーを落ち着かせ、車から脱出させようと試みる。通報者はパニックに陥っていることもある。オペレーターは自分の言葉によって、被害者を絶望させたり、悪い結果を招いてしまうことがある。一つの言葉によって、電話の向こうの相手が命を落とすことも。切羽詰まっている状況も多い。この仕事の緊張感はすさまじいものがあるのだと思う。アメリカは銃犯罪多いですしね。

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通報者からの情報を元に、現場の警官とも同時にやりとりをしていく。久しぶりに警察を応援したくなる映画ですね。わたしが観る映画は、だいたい警官が汚職をやっている。ロクでもないのが多い。汚職、恐喝、犯罪もみ消し、麻薬、犯罪の温床といえましょう。ふだんどんなの観てんだよ、という話ですけども。この映画の警官は本当に頼もしいですよ。

ちょっと気になったのが蜂の巣の端末ですが、車のナンバーを入力するだけで所有者の詳細な情報が顔写真入りで表示される。これが警察の機動力と結びついて犯人のスピード逮捕に結びつくのでしょうが、悪用されることを考えると恐ろしい。逆に、アメリカではここまでしないと被害者を守れなくなっているのかもしれない。

で、ここまでは本当に緊迫感あふれるすばらしい映画だったのですが、最後が賛否両論になりそう。そういう書き方をするときは、だいたい否のほうだけども。リアリティ強めにみえたのに、最後の対決だけは法律を無視した終わり方になっており、浮いているように思えた。これが、ジェイソン・ステイサムとかセガールとかならいいんですよ、どんなことをしようとも。大暴れするイサムちゃんが悪者を懲らしめるのが観たいのだから。

しかし、見所が多く緊張感のある映画なのでお薦めです。感心したのは、車のトランクに押し込められても実はいろいろできるということ。豆知識として知っておいても損はない。トランクの内側から、左右のバックライトを押し出すことができるんですね。ライトを道路に落として助けを求めることができる。ライトが外れていたら、警察の注意を引くこともあるでしょうし。できる車種とできない車種があるようですが。これは、監禁する側からすると留意しなければならない点である。気をつけなければいけない。気をつけねば‥‥。
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