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2016

バトルフロント

HOMEFRONT / 2013年 / アメリカ / 監督:ゲイリー・フレダー / アクション
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【あらすじ】
娘のために危ない仕事を辞めて田舎に引っ越したんだけど、やっぱりからまれた。



【感想】
原題の「HOMEFRONT」を辞書で引くと「銃後」とある。銃後は「戦闘に直接加わらない人、戦場の後方」などの意味があるが、この映画では、捜査の第一線を退いた人という意味だろうか。元麻薬潜入捜査官フィル(ジェイソン・ステイサム)は、娘マディのために安心して暮らせる環境を求め、麻薬潜入捜査官を辞めて田舎町に移り住んだ。

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誰だ、この落武者、と思ったら麻薬捜査官時代のイサムちゃんでしたね。長髪のイサムちゃんを観られるのは貴重。それだけでもう十分じゃないか、たとえ映画が今一つだったとしても!

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こちらは麻薬捜査の仕事を辞めた後。見慣れたステイサムに戻っている。平和に暮らしていたものの、娘が学校でいじめっ子に怪我をさせたことから、トラブルに巻き込まれていく。子供同士の喧嘩から、親同士のトラブルに発展というのはありそうですよね。巧みな展開ではないでしょうか。娘、かわいいなあ。そういえば、いじめっ子も憎たらしい感じで実に良かったですね。娘に腹にパンチされて顔面蹴られて鼻血でても、まったくかわいそうに見えないという。それも才能! 良いやられっぷりでした。

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この左側の女性がいじめっ子の母親キャシー(ケイト・ボスワース)。この人が抜群に良かったですね。滲み出るモンスターペアレンツ感が止まらない。何かに常にイラついているようで、周囲に当り散らし、でも子供は愛している。麻薬中毒なんですけど、ギリギリオーケーな人とでも言いますか。本当にオーケーだろうか‥‥。

キャシーの旦那も、キャシーの兄で麻薬売買を仕切っているゲイター(ジェームズ・フランコ、右)も、キャシーの気の強さを持て余している。本当に、天性のオラオラ感とでも申しますか、買い物すると三回に一回ぐらいクレームつけそうな感じがすばらしいですよ。

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視界の狭さの表現が上手い。基本的には自分のことしか考えない振る舞いをするのだけど、この人にとって大事なのは自分の子供なんですね。だから、子供を通してならば相手のことを考えることもできる。憎んでいたフィルの娘マディを迷いなく助けることもできる。

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麻薬売買の元締めゲイターは「アイツはヤバイ」と町の人間から恐れられている設定なのですが、妹のキャシーが醸し出すヤバさの方がすごいのでちょっと薄いんですよねえ。うーん、困ったものだ。ジェームズ・フランコは目がつぶらで、そんな悪そうでもないんだよなあ。

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で、こっちはゲイターの恋人シェリル・モット(ウィノナ・ライダー)。ヤバイといえば本当にヤバイのがウィノナ・ライダーである。だいぶ前までは、間違いなくハリウッドの中心にいたはずなのに、私生活での万引きやらなにやらでいつの間にか映画出演本数も減っている。悪役のジェームズ・フランコが薄く見えるのも、濃い人たちに囲まれてしまったからだろうか。

映画はオーソドックスな勧善懲悪もので、ステイサムのキレのあるアクションはいつもどおりすばらしい。ただ、アクションシーンがそれほど多いわけでもなく、特に他の見せ場もなく、正直なところ少しさびしいんですよね。特筆すべきトリックなどがあるわけでもないし。それと、登場人物の生き死にの明暗がはっきりとわかれ、いい人は絶対に死なない、悪い人は絶対死ぬ。そこが物語のスリルを減じさせているように思えた。

ただ、ゲイターの妹キャシー。あの麻薬中毒、ド短気、モンペという三拍子揃った事故物件の迫力は良かったです。チョイ役なんですけど、これだけでも観る価値があるのではないか。これは映画とは関係ないケイト・ボスワースの写真ですが、とてもきれいですね。こ、これが、あのモンペに‥‥。

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